THAAD:韓国政府、中国に貿易報復懸念を表明

 韓半島(朝鮮半島)への終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備が発表されて以降、中国による貿易報復措置が相次いでいることに関連、韓国政府の担当者が中国通商当局の担当者に会い、正式に懸念を表明した。産業通商資源部(省に相当)は13日、中国・北京で、中国商務省と第1回韓中自由貿易協定(FTA)共同委員会を開き、韓流スターの放送出演を禁止した「限韓令(韓流禁止令)」や韓国製化粧品の大量輸入不許可、韓国製バッテリー搭載車に対する補助金未払いなどの輸入規制措置や非関税障壁に関する問題を提起したことを明らかにした。

 これに対して中国側は「これまでに輸入禁止措置をした化粧品のうち、韓国製はごく一部で、韓国に対する差別的措置ではない」と「THAAD報復」疑惑を否定した。双方は16の分科別委員会を開き、主な通商懸案に関する協議を進めることにした。

金承範(キム・スンボム)記者
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