政府は、韓国・釜山の日本総領事館前の慰安婦少女像設置に対抗して一時帰国させた長嶺安政・駐韓大使について、東南アジアなどを歴訪中の安倍晋三首相が17日に帰国後、今後の対処方針を確認した上でソウルに帰任させる方向で調整に入った。森本康敬・釜山総領事も同じタイミングで帰任させる。複数の政府関係者が13日、明らかにした。
大使は今月9日に帰国した。政府関係者は「召還ではなく、対応を協議するための帰国だ」と説明。韓国側に問題解決に向けた取り組みを促すためにも、駐韓大使の不在長期化は好ましくないと判断しているもようだ。