少女像で韓国外相「設置は望ましくない」
2017年01月14日 08時16分 読売新聞
【ソウル=中島健太郎】韓国の
韓国外相が釜山の少女像について公の場で見解を明らかにしたのは初めて。
日本政府は、少女像の設置が在外公館の保護などを定めた「ウィーン条約」に違反すると主張し、駐韓大使一時帰国などの形で抗議した。尹氏は「国際社会の慣行は最大限守る」と同条約を尊重する考えを示し、「場所の問題は知恵を集める必要がある」と述べたものの、撤去には直接言及しなかった。
野党や市民団体は、慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意の白紙化を要求。尹氏は「合意が破棄されれば、韓日関係や対外信頼度などで国益に深刻な影響がある」として合意を履行する立場を再確認した。