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ZMP社長、上場延期・DeNA提携解消の経緯を独白

「上場再申請はそんなに先ではない」「DeNAからの告知は本当に驚いた」

2017年1月16日(月)

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お金の為だけの上場ではない

上場はZMPにとってどのようなメリットがあると考えていますか。

谷口:我々のやりたいロボットタクシーは、非常に社会的な意味合いが強いので、株を買って応援してくださる方が全国にいるなんて、本当にありがたいことだと思っています。違うかたちの資金調達方法もありますが、全国にZMPのファンを増やしていく、という意味でも上場は必要だと考えています。

 自動運転ってお金がかかるイメージがありますが、うちの場合そこまでお金はかかっていないんですよ。昔から積み重ねてきたベースもありますし、自前で色々作っているので、現在のフェーズではそんなに驚くほどの投資は必要ありません。

 投資が必要になってくるのは、実際に車両が必要になる2019年、2020年頃です。多くの車をロボットタクシーとして動かしたいと思っていますが、現在のテスト段階では6台とか7台とかのテスト車両で自動運転の基礎固めをしています。

再上場についてはどう考えていますか。

谷口:不満の意見もある一方で、ZMPの理念に共感して頂き「待っています」と言ってくれる人もいます。こういった人たちの期待に応えたいと思っています。ロボットタクシー実現の構想は変わっていませんし、この事業は社会的な意味合いが強いので、社会とつながりができるという意味でも、パブリックな会社になる上場は引き続き検討していきます。

 セキュリティの体制が整えば上場の再申請をしたいと思います。いつ頃かは言えませんが、そんなに先ではありません。急ぎませんが、そんなに長くはかからないと思っています。

 今回、すごい数の(株の購入の)申し込みがあったじゃないですか。それだけ影響があるんだなと痛感しました。ZMP関連株として間接的に影響を与えてしまった銘柄もあり、責任の大きさを改めて感じました。

ZMPに出資をしている米インテルとの間に、「2016年までに上場しなければ出資を引き上げる」との契約が存在していると言われています。事実ですか。

谷口:そんな事実は一切ありません。もちろん確認もしました。そうした株主間の契約も一切ありません。期限などはなく、インテル本体の資金による事業投資です。信用も積み重ねてきていますので、これからもがんばってと応援してもらっています。

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「ZMP社長、上場延期・DeNA提携解消の経緯を独白」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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