※タイトルの言葉の使い方がおかしいのは分かってます。
極寒の極みって...!
電話を貰った時「たった14日間だし面白そうだからいいかな」と
すぐにOKをしてしまいました。
私は12年間正社員(複数の会社で)をしてきたので
バイトで "なかなか入れない現場" に入るという体験に
今になって、妙な関心を持っているのです。
で、その "なかなか入れない現場" の話にウキウキさえしましたが
今までで最も厳しい職場体験となってしまいました。
私は1日18時間労働をしていた時期もありますが
それよりもずっと!
今回のバイト先
詳細を記すことは一切できないのですが
平たく言えば、工場のような環境に近いかと思います。
(工場に入ったことはないのですが)
でも普通の工場とは違い
「中がどうなってるか見てみたい、知りたい!」と
思う人も多いのではないかと思います。
地域性はありますが、基本的には皆が
"それ" に長年お世話になった経験があるからです。
職場の人数はかなり多いです。
普段の私
少しでも寒かったらすぐに「対策」するタイプ。
とても寒がりで、旅行先にも冷えとりグッズ一式を持参し
宿が暖かくても、念のため「靴下4枚」を履いて眠り
風邪をひかないようにします。
(旅行前の1週間は、特に厳重に気を遣います)
半身浴は1日30分。
冷えを少しも残さないよう、取りきって眠る感じです。
ストレッチ&筋トレも欠かしません。
当ブログにも「冷えとり」というカテゴリーがあり
これまでの数年の記録をつけています。
.....そんな人間が、とんでもない場所に行ってしまいました。
1日目:真冬にTシャツ1枚で!?
真冬にもかかわらず、皆、制服の下にTシャツ1枚。
「暑くて暑くてたまらないから!」と言っていて
私にも薄着を推奨してきます。
私は極度の寒がりなので、Tシャツ1枚など絶対ムリだと
思いましたが「本当に暑いよ!?」と言われて
制服の下にTシャツ2枚、に落ち着きました。
下は、黒タイツ・スパッツ・制服の3枚重ねに
靴下を重ねました。
* * * * * * *
そして仕事についた直後。
ワクワクしていた気持ちに陰りが見えてきます。
極度に寒いのです。
足元がコンクリートということもあって
1時間もしないうちに、脚がバッキバキに固まって
うまく歩けないほどに冷えます。
これまで経験したことのないレベルの冷えでした。
午後の仕事では、本当に申し訳程度の暖かさは感じました。
しかし皆が言うような「暑くて暑くてたまらない」状態とは
程遠いものでした。
私の身体は、もはや凍りつかんばかりに
底冷えしていたのです。
夜は放心状態で帰宅し
すぐにハローワークのHPで、次のバイトを探し
数件をピックアップしました。
もう2度と「やってみようかな!」などという気持ちで
仕事を探すことは絶対にしないと誓いました。
20時ぐらいからキャンドルを灯して、長い長い半身浴。
(私はキャンドル制作をしているのですが
これほど切に身に染みて、ありがたさを実感した経験は
これまでありません。)
2日目:皆の底知れぬ精神力
昨日の大失敗を反省し、制服の下にセーターを着ることに。
Tシャツ2枚+セーターならば、1日中凍えることもないだろうと
少し気持ちが軽くなります。
しかし足元がコンクリートというのは、そんなに甘いものでは
ありませんでした。
恐ろしいほどの冷気が、脚をつたって上がってきます。
脚には鈍い痺れがありますが、ろくに感覚がなく
思うように動かすことができません。
皆は一体どんな精神力をしてるんだろう!?と
恐怖を感じながら周りを見回します。
この仕事を継続するほどの丹力があれば
もう、自分の好きなことをすればどうにでもできるはず、などと
わけのわからない勝手なことを考えながら、仕事を進めました。
午後は、脳内でASKAの音楽を流しまくりながら作業。
(年末年始に沢山動画を見ておいて良かった)
現場に馴染み、てきぱきと動く自分を
もう1人の自分が眺めていました。
私はこういうことが好きなのだ、ということを
改めて思い知りました。
根っからのドM気質が、この経験を引き寄せたのです。
この気質をこれにて根絶しよう、と決意しました。
この仕事は、辞められるもんなら辞めたい
14日間は絶対にムリだ、と思いました。
しかし「急遽辞める」という選択肢は、自分の内にはなく
少しでも楽しく仕事をする方法を考えました。
3日目から本気で実行です。
土日:2日間の経験が時折フラッシュバック
あんなに 地獄のように 働いたのに
ベッドの中も寒く、非情にも朝5時に目が覚めました。
5時間睡眠。
15年来のショートスリーパーの私は
こんな日でさえも、長く眠ることは叶わないのです。
日中も頭がぼんやりしています。
あれほどの壮絶な底冷えを経験しておきながら
自宅にいるからといって、ぬくぬくとした気持ちには
なれないのです。
外は猛烈な雪。エアコンを27度に設定しています。
しかし2日間のトラウマなのか
時々、寒くてたまらないという気持ちに襲われます。
ツイッターで流れてきた画像。他人事じゃない。
極寒の川に落ちて凍ったキツネらしいけど、ゲームでバグって当たり判定が表示されたみたいになってる pic.twitter.com/JFaXkvHD75
— おてふ (@otef) January 14, 2017