京都市内で積雪14センチ スリップ、転倒相次ぐ
強い冬型の気圧配置の影響で、京都府内は京都市以北で15日夕方まで大雪警報が発令され、多くの地域で雪が降り続いた。
京都地方気象台によると、15日の京都市の最低気温は平年より4度低いマイナス2・7度で、今冬最も冷え込む朝となった。同日午後6時までの積雪は最多時で南丹市美山町46センチ、舞鶴市34センチ、京丹後市峰山町23センチ、京都市中京区14センチだった。
福知山市では雪の重みで倒壊したとみられるビニールハウスの下敷きになった88歳の男性が死亡した。
京都市消防局によると、同市内での路面の凍結による車両のスリップ事故の通報が5件、歩行者の転倒が10件あった。
気象台は、16日午後6時までの24時間に予想される京都府内での降雪量は多い所で、山地は15~20センチ、平地で2~10センチと見込み、引き続き警戒を呼び掛けている。
■センター試験1時間繰り下げも
大雪によってJR山陰線など交通機関が大幅に乱れたため、京都府内の一部の大学入試センター試験会場では、開始時間に間に合わなかった受験生への対応に追われた。
花園大(京都市中京区)は全体の開始時間を1時間繰り下げて実施した。京都産業大(北区)は1人に、京都学園大(亀岡市)は8人に、時間を遅らせて別室での受験を認めた。
【 2017年01月15日 21時30分 】