大学入試センターは、14、15両日のセンター試験で、試験中の使用が禁止されているスマートフォンや電卓を使うなどの不正行為が北海道や愛知など6道県で計12件見つかったと発表した。関与した受験生の男女12人はいずれも全科目の結果が無効となった。12件の不正は、2008年の9件を超え06年以降で最多。
発表によると、愛知県では14日の地理歴史・公民の試験中、受験生が問題冊子の下に隠したスマートフォンを見ているのを複数の監督者が見つけた。受験生を教室から退室させスマホを確認したところ、教科書を撮影した画像があった。本人も使用を認めたという。スマホの不正使用は昨年に続き2例目。【佐々木洋】