インドネシアと年内に外務・防衛の閣僚協議開催で合意
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インドネシアを訪れている安倍総理大臣は15日夜、ジョコ大統領と会談し、中国による南シナ海での海洋進出を念頭に、法の支配の重要性を確認するとともに、安全保障面での協力強化に向け、外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2を年内にジャカルタで開催することで合意しました。
インドネシアを訪れている安倍総理大臣は15日夜、ボゴールの大統領宮殿で、ジョコ大統領とおよそ1時間40分にわたって会談しました。
この中で両首脳は、南シナ海をめぐる問題について、「地域の平和と安定に直結する国際社会全体の関心事項だ」として、中国が海洋進出を強めていることを念頭に、法の支配や紛争の平和的解決の重要性を確認しました。
そして、安全保障面での協力を強化していくため、外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2を年内にジャカルタで開催することで合意し、安倍総理大臣は防衛装備品や技術の移転を促進する協定の締結に向けた交渉を加速させる考えを示しました。
さらに安倍総理大臣は、漁船の操業などをめぐって中国との間で緊張が高まっている南シナ海のナトゥナ諸島の開発に対する協力を表明するとともに、鉄道の高速化などのインフラ整備のほか、海上保安能力の構築やテロ対策への支援を強化する方針を示しました。
また両首脳は、国際情勢で不確実性が増す中、アジア太平洋地域の平和と安定を維持するため、アメリカのトランプ新政権と密接に連携していくことや、RCEP=東アジア地域包括的経済連携をめぐり、質の高い貿易自由化に向けて早期妥結へ協力していくことで一致しました。
両首脳は共同記者発表を行い、安倍総理大臣は「日本とインドネシアの戦略的パートナーシップが一層強固なものとなったことを確信した。ともに海洋国家として、海洋での協力は最優先分野の1つで、積極的に強める」と述べました。
また、ジョコ大統領は「安倍総理大臣と手を携えて、政治、治安、経済、社会、文化の分野で協力を強めていく」と述べました。
この中で両首脳は、南シナ海をめぐる問題について、「地域の平和と安定に直結する国際社会全体の関心事項だ」として、中国が海洋進出を強めていることを念頭に、法の支配や紛争の平和的解決の重要性を確認しました。
そして、安全保障面での協力を強化していくため、外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2を年内にジャカルタで開催することで合意し、安倍総理大臣は防衛装備品や技術の移転を促進する協定の締結に向けた交渉を加速させる考えを示しました。
さらに安倍総理大臣は、漁船の操業などをめぐって中国との間で緊張が高まっている南シナ海のナトゥナ諸島の開発に対する協力を表明するとともに、鉄道の高速化などのインフラ整備のほか、海上保安能力の構築やテロ対策への支援を強化する方針を示しました。
また両首脳は、国際情勢で不確実性が増す中、アジア太平洋地域の平和と安定を維持するため、アメリカのトランプ新政権と密接に連携していくことや、RCEP=東アジア地域包括的経済連携をめぐり、質の高い貿易自由化に向けて早期妥結へ協力していくことで一致しました。
両首脳は共同記者発表を行い、安倍総理大臣は「日本とインドネシアの戦略的パートナーシップが一層強固なものとなったことを確信した。ともに海洋国家として、海洋での協力は最優先分野の1つで、積極的に強める」と述べました。
また、ジョコ大統領は「安倍総理大臣と手を携えて、政治、治安、経済、社会、文化の分野で協力を強めていく」と述べました。