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戦前戦中の一般国民に戦争責任はあるか?

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/23(火) 00:30:45 ID:hCYBYd980
>>8
戦前の日本では政治家が軍部の台頭に無策だったと言うより、むしろ後押し
してしまっていたんだ。
しかもそれの殆どは意図したものではなく、目先の出来事に対する責任逃れの
積み重ねによるものだった。
例えば満州事変時の1931年12月1日の戦闘停止を求めた国連決議以降、日本政府は
軍部が出兵して外国から批判されると
「日本では統帥権が独立しているので、政府は軍部に戦闘を辞めろと言えない」
として責任逃れすることが頻発していた。
最近の例で言えば尖閣問題で船長の保釈を「地裁の判断だから政府は関係ありません」
と言い張っているのに近いかな。
もちろんそんな行為は長期的に見て、国際的にも国内的にも日本政府の立場を弱めて
しまったのに加え、軍部の現地部隊が上層部を無視して戦線を拡大しても政府は事態
収拾を行わずに「政府は関係無いから、軍部にお任せします」と責任を丸投げして
現地部隊が勝手な真似をしても戦果を挙げさえすれば認められるという、いわゆる
「下克上」を蔓延させてしまうことになった。
結局「軍(と言うより現地軍)の暴走」が政府の責任逃れを誘発し、それが更に政府や
軍中央の統制を弱めて次の暴走を招き、それが更なる責任逃れを招き……という悪循環
になってしまったわけだ。
実にみっともない話であるが、今の日本政府も偉そうな事は言えないのが情けない
ところではある。

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