Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング対策の啓発サイトが改ざん被害 - アクセス控えるよう注意喚起

フィッシング対策の啓発キャンペーンサイト「STOP. THINK. CONNECT.」が、不正アクセスにより改ざんされたことがわかった。同サイトを運営するフィッシング対策協議会では、対応が完了するまで同サイトへアクセスしないよう注意を呼びかけている。

20170115_ap_001.jpg
犯行声明が残されたサイト

同キャンペーンサイト(stopthinkconnect.jp)が、「Shin0bi H4x0r」を名乗る攻撃者によって改ざんされたもの。

外部サイトを読み込むようJavaScriptが埋め込まれ、「退屈だったのでおまえのサイトで腕試しした」などとする犯行声明が残されていた。

同協議会では今回の問題を受け、1月15日13時ごろより米国の「STOP. THINK. CONNECT.」運営者と共同で調査を進めており、調査や対策を終えるまで同サイトへのアクセスを控えるようアナウンスを行っている。

「STOP.THINK.CONNECT.」は、米国に本拠地を置くフィッシング対策ワーキンググループのAnti-Phishing Working Groupと、セキュリティに関する啓発を行う米National Cyber Security Alliance(NCSA)が中心となって2010年10月にスタート。日本語版のウェブサイトは、フィッシング対策協議会が2014年12月より公開している。

(Security NEXT - 2017/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セキュアブレイン、サイト改ざん検知のオンプレミス製品
文化芸術センターのサイトが改ざん、外部へ誘導 - 豊中市
DNP、車載システム向けにセキュリティ対策ソリューション
攻撃者視点で自動車の脆弱性を検査 - ネットエージェント
DNPら、高セキュリティなIoT環境を実現するゲートウェイ端末を開発
複数サイトで改ざん被害 - 身に覚えのない「index_old.php」に注意
JavaScriptの変化も調べるサイト改ざん検知サービス
アンケートサイトで不正ログイン被害 - ポイント狙いの犯行
PHP起因の「Joomla!」脆弱性で改ざん被害 - JPCERT/CCが注意喚起
政府観光局の米国向けサイトが改ざん被害