- ・『副作用が出ないIPT抗がん剤療法』が『統合医療でがんに克つ』で紹介 - 2016.08.18
- ・『副作用が出ないIPT抗がん剤療法』の奥野先生が月刊『からだにいいこと』で解説 - 2016.08.04
著者 | 奥野 幸彦 著 |
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ジャンル | 暮らし・健康・子育て > 家庭医学・健康 |
出版年月日 | 2016/06/01 |
ISBN | 9784774515762 |
判型・ページ数 | 4-6・176ページ |
定価 | 本体1,300円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
目次
がんを治すため、もしくは再発を防ぐために、抗がん剤は投与されます。
しかし、抗がん剤には副作用があり、
吐き気、食欲不振、脱毛、下痢などで患者を苦しめます。
抗がん剤は、がん細胞を死滅させると同時に、
正常な細胞にもダメージを与えるのです。
抗がん剤を使ったら、がん細胞は消えたけれど、患者は亡くなった――。
「がん治療に殺される」という警告がなされているゆえんです。
ではもし、抗がん剤を投与しても、副作用が出ないとしたら、どうでしょう。
こんな夢のようなことを現実にしたのが、著者が取り組むIPT治療です。
85年前、メキシコで誕生したこの治療法は
近年、がん治療で目覚ましい成果をあげています。
世界規模の学会で研究が進められ、
アメリカ、ドイツ、スイス、ブラジル、南アフリカなど世界に広がっています。
本書では、日本の第一人者が治療した、
胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、悪性リンパ腫などの
劇的に改善した症例を掲載。
もちろん、抗がん剤の副作用はありません。
世界で広がっている、
がん医療に革命を起こす夢の治療を紹介します。
本書は、IPT治療について書かれた、日本で初めての書籍です。
奥野幸彦(おくの・さちひこ)
奥野病院院長、European Academy for IPT日本代表。
1945年、兵庫県に生まれる。
68年、東京大学工学部卒業、大手電機メーカーに入社、マイクロ波の研究開発などに従事する。
71年、医師を志し同社退社、大阪大学医学部に学士入学。
同大卒業後、大学病院、市民病院、救急病院などでの勤務を経て、86年、地域医療の中核施設として、外科、内科、産婦人科を備える奥野病院を開設した。
以後、無医村対策やがんの統合医療、ジェンダー医療などにも力を注ぐかたわら、世界の医療機関の研修や研究に参加し、新しい医療をめざしている。
プロローグ IPT抗がん剤療法、衝撃の症例
●ほんとうに、末期がん患者を救う方法はないのか
●「IPT」との出合い
●二つの疑問
●ほんとうにがんが消えた! 衝撃的だった初めての症例
●がん治療の可能性を広げる「IPT抗がん剤療法」
第1章 なぜ、標準治療でがんは治らないのか
がんの正体
なぜ、がんは治らないのか
1㎝で発見されたがんでも、すでに全身転移の可能性が
がんは転移、浸潤して、全身に広がっていく
悪性の「がん」とはどんな「がん」か
がんの診断はどこまでできるか
現在行われている標準治療とは
標準治療のどこが問題か
いまの標準治療では、抗がん剤が効く可能性は低い
がんで人が死ぬとは、どういうことか
早期発見をどこまで生かせるか
がんとわかったとき、どんな治療を選択すべきか
新しい選択肢がここにある
第2章 奇跡を生む「IPT抗がん剤組み合わせ療法」
標準治療以外に活路を求めて
梅毒の治療から始まったIPTの歴史
がんやエイズにも応用が広がる
米国で目にした「IPT抗がん剤療法」のすごい効果
「IPT抗がん剤療法」とはどんな治療か
インスリンのもつすごい力
決め手は、効く抗がん剤をいかに選ぶか
「IPT抗がん剤療法」の実際
私が求める効果がここにあった
「IPT抗がん剤療法」の隠れた落とし穴
標準治療と併用する
がんと共生して生きる
治療はいつまで続けるのか
がんで死ぬことはない
第3章 症例研究 「IPT抗がん剤療法
ほぼすべてのがんに9割を超える改善率
症例とポイント
CASE1 同じ抗がん剤で継続治療でき、再発を抑えられた――子宮体がん:副作用で治療を中止したYさん(60歳、女性)
CASE2 生活の質を落とさず、最後まで自分の人生をまっとうできる――大腸がん:腹膜にまで転移した末期がんのOさん(63歳、男性)
CASE3 末期がんでも、仕事と治療を両立しながらがんと共存できる――子宮頸がん:治療法がなく、余命数ヵ月と宣告されたMさん(65歳、女性)
CASE4 がんの良性化で延命でき、思う存分仕事も続けられた――小細胞肺がん:間質性肺炎になって治療を中止したTさん(67歳、男性)
CASE5 がんが消えて、溶けた骨も再生した奇跡のような症例――悪性リンパ腫:副作用がいやで抗がん剤を拒否したNさん(70歳、女性)
CASE6 延命でき、呼吸困難が解消して、健康な生活を取り戻した――大腸がん:手術後肺転移し、余命数ヵ月だったEさん(81歳、男性)
CASE7 胃がんが小さくなり、食欲も旺盛。元気な老後を送れている――胃がん:高齢で標準治療を拒否したHさん(86歳、男性)
CASE8 リンパ節に転移していた悪性進行がんから奇跡的に回復――子宮体がん:手術、放射線治療とIPTを併用したRさん(42歳、女性)
とくに脳腫瘍の患者さんにすすめたい
エピローグ IPT抗がん剤療法、その可能性
●IPT抗がん剤療法のこれからの課題
●治療の費用対効果を考える
●IPT抗がん剤療法をもっと身近に
●悔いのない人生を送るために
●がん対策についての私の提言