蹴球探訪
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【芸能・社会】YOSHIKI 2大聖地制覇! カーネギーホールでソロ公演2017年1月15日 紙面から 【ニューヨーク江川悠】ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKI(年齢非公表)が13日(日本時間14日)、“クラシックの殿堂”カーネギー・ホールで、47人の東京フィルハーモニー交響楽団を従えたソロのクラシックコンサートを開催した。YOSHIKIはXとしても2014年10月に“ロックの聖地”マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でライブを成功させており、アジア人として初めて米音楽界の2大聖地の制覇を達成した。 少年時代から恋い焦がれていたステージに立てる日がついに訪れた。約3時間のパフォーマンスを終え、同じ舞台に立った楽団員、ファンへの感謝を口にしたとき、涙がほおを伝った。 「10歳のときに死去した父の影響でクラシックをはじめ、いつかカーネギー・ホールに立ちたいと思っていました。父にも(この光景を)見せてあげたかった」 ビートルズやボブ・ディラン、ローリング・ストーンズらも名を刻んだメインホールに立つ重圧は想像以上だった。「実は(昨年末のNHK)紅白歌合戦のときも、楽屋にピアノを入れて練習していたんです。時間があればピアノ。開催が決まってから半年くらい普通の生活ができなかった。いろんな思いが走馬灯のようにこみ上げてきて、涙が出てきました」 チケットは完売御礼。大歓声に包まれながら約2800人の観客の前に白いジャケット姿で登場し、「Forever Love」や「紅」などXの楽曲に加え、自身が作曲した「ゴールデングローブ賞のテーマ曲」、1891年にこけら落とし公演を開いた大好きな作曲家チャイコフスキーの「白鳥の湖」など18曲を披露した。東京フィルハーモニー交響楽団とのセッションは初めて。“オールジャパン”体制で夢舞台に臨むにあたり、今年1月8、9日に都内でオーケストラと入念なリハーサルを行った。 「本当にすばらしいです。音ひとつひとつに愛情を感じました。ここまで包み込まれるような演奏は初めてでした」。その感激ぶりを代弁するかのように、観客のスタンディングオベーションは約10分も続いた。 「また、ここに戻ってきたい」とニューヨーカーに再演を約束したYOSHIKIは「カーネギー・ホールの方にも『また来てください』と言われたのがうれしい。これで終わりじゃなくて、扉を開けた気がしました」と手応えを口に。さらに「200年後も語り継がれるような曲を作っていきたい!!」とも豪語した。3月4日には、X JAPANとして英国のウェンブリーアリーナ公演を行う。飽くなきYOSHIKIのアメリカン・ドリームは、まだまだ終わりそうもない。 ◆アメリカ愛 国歌演奏ステージ後半では、サプライズでアメリカ国歌を演奏した。 「『アメリカン・ドリーム』という言葉があります。アメリカが人種にかかわらず夢を追うチャンスを与える国であってほしい。僕もここに立てるチャンスをくれたアメリカへの感謝の気持ちを込めて演奏します」 英語で熱弁を振るうと、大きな拍手と歓声が上がった。トランプ次期大統領は不法移民に対して厳しい姿勢を打ち出しており、YOSHIKIも米国に住むひとりの外国人として憂慮している。 終演後は取材に対し「トランプさんはとても頭のいい方なので、きっとアメリカにとっていいことをすると思う」と期待を込めた。 <カーネギー・ホール> マンハッタン島のミッドタウンにあるコンサートホール。1891年に創設され、クラシック音楽、ポピュラー音楽などのコンサートが頻繁に開催される音楽の殿堂。現在1シーズンあたり約250公演が開催されている。約2800人を収容するメインホールでは、これまでに高橋真梨子が通算3度のコンサートを開催している。 <カーネギー・ホールとMSGを制覇した主なアーティスト> ビートルズ、ローリング・ストーンズ、スティング、デヴィッド・ボウイ PR情報
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