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【格闘技】

京太郎、アジア初の栄冠 判定勝ちで悲願のタイトル

2017年1月15日 紙面から

東洋太平洋ヘビー級タイトルを獲得した(左から)藤本京太郎と阿部トレーナー、IBF世界スーパーバンタム級王者・小国

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◇ボクシング・東洋太平洋ヘビー級王座戦

 ボクシングの東洋太平洋ヘビー級王座決定戦が14日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位・藤本京太郎(30)=角海老宝石=が同級2位でオーストラリア王者のウィリー・ナッシオ(30)に12回判定3−0で勝ち、アジア勢として初の同王座を獲得した。藤本は2012年12月にも同王座に挑戦してハウモノ(オーストラリア)に5回TKOで敗れており、5年越しで悲願のタイトル奪取となった。

 2回。15キロも重いナッシオのたたみかけるようなラッシュの中、藤本のカウンターの右フックが打ち込まれた。褐色のナチュラルヘビー級が、がくりと膝をつく。パワーを技術とうまさでしのぐ、この試合を象徴する場面。国内で孤高のヘビー級となっている藤本は、ついに東洋太平洋ヘビー級タイトルを勝ち取った。

 「(初挑戦で負けてから)4年、長かったです。僕みたいな人間でもここまでやれることを見てほしかった」と藤本。東洋太平洋ヘビー級は、オセアニア地域出身者として初のヘビー級世界王者となったWBOの現王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)も一昨年に獲得したタイトル。それを勝ち取った藤本は、最難関・重量級での世界挑戦へ大きな一歩を記した。 (藤本敏和)

 

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