| リッパート駐韓米国大使が13日、大使官邸で告別記者会見をし、涙を流している。(写真=共同取材団) |
2014年10月に赴任したリッパート大使は、トランプ氏が大統領に就任する20日に米国に戻る。リッパート大使は記者会見中、5、6回ほど涙ぐんで言葉に詰まった。特に、韓国語で「襟だけかすめても縁」と述べた後、「韓国の国民から私たちは深い感動を受けた。皆さんの明るい未来を見るために必ずまた韓国に帰ってくる」と約束する時は涙を浮かべた。
韓米関係に関し、リッパート大使は「我々の同盟はいつよりも強固だ」と語った。米新政権での韓米関係の課題を尋ねられると、「両国関係には常に挑戦があったが、それに対する解決策を見つけ出した。韓米関係は立派だ」と答えた。「韓国と米国は特別な関係だ。そのために駐韓大使に関心があり、他の国の大使になることには関心がなかった」とも語った。
リッパート大使は北朝鮮問題について「オバマ政権は原則のある外交に立脚して対応してきたが、北朝鮮が対話に応じず失望した。北朝鮮が2回の核実験をしたため(対話から)制裁へと政策の方向が変わった」と説明した。その一方で「制裁のポイントは北朝鮮を再び対話テーブルに戻らせるためのものであり、北朝鮮が今は対話を望まないからといって今後もそうだと考えてはいけない」と強調した。