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【ドラニュース】

星野楽天副会長「柳よ背番号20奪え」

2017年1月15日 紙面から

楽天の星野球団副会長(左)のあいさつを聞く(右から)ヤクルトの星、オリックスの中道、DeNAの佐野、中日の柳=東京・神田駿河台の明大で(久野功撮影)

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 昨年の東京六大学野球リーグ戦春秋連覇と明治神宮大会の優勝を果たした明大の祝勝会が14日、東京都千代田区の明大駿河台キャンパスであった。中日ドラフト1位の柳裕也投手(22)=明大=は、同じ明大でエース兼主将を務め、ドラ1で中日に入団して活躍した楽天の星野仙一副会長から「15勝」「背番号20を奪え」「名古屋になじめ」と、厳しくも温かい3つの指令を送られた。

 同じ系譜をたどる大先輩に、柳が気を引き締めた。明大でエース兼主将、ドラフト1位で中日に入団。祝勝会が歓談に入った直後、柳は星野副会長と言葉を交わした。

 「『けがをせずに1年でも長くプロ野球選手として頑張れ』と言ってもらいました。明大OBとして恥ずかしくないようにやっていきたい」

 現役通算146勝を誇り、沢村賞などに輝いた大先輩のひと言。うれしさが込み上げる。これだけでも十分プロで戦うパワーになる。「(以前に明大の)祝勝会でごあいさつしたことはありますが、いろんな言葉をいただいたのは初めてですね」。柳も目を輝かせるほどのエールは壇上でも続いた。

 「彼のピッチングなら15勝はしてもらわないと」。星野副会長から1年目の15勝指令だ。直球は140キロ台中盤も、落差のあるカーブやカットボールの制球を武器に明大の3冠に貢献した柳の実力を認めるからこそ。柳は「(15勝の)数字を出してもらえるのはうれしいけど、プロは甘くない世界。一つ一つやっていくこと」と心に留めた。

 

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