小柳、宇良にとったりで敗れるも「ワクワクした」

2017年1月15日8時0分  スポーツ報知
  • 宇良(左)にとったりを決められる小柳

 ◆大相撲初場所7日目 ▽十両 ○宇良(とったり)小柳●(14日・両国国技館)

 東十両6枚目・小柳(23)=時津風=が東3枚目・宇良(24)=木瀬=にとったりで敗れ、3勝4敗となった。

 立ち合いから激しい突き合い。最後は左腕を取られ土俵の上に腹ばいで倒れた。「負けましたが、楽しかった。ワクワクする相撲でした。あんなに押されるとは思わなかった。あそこで押し切れなかったのがこれからの課題。7日目でやっと土俵が楽しくなりました」。とさわやかな表情で振り返った。

 学生時代(小柳は東農大、1学年上の宇良は関学大)の対戦はなし。注目の若手同士の初対決は宇良に軍配が上がった。小柳からは宇良を絶賛する言葉が並んだ。「みんなは土俵際をピックアップしますが、押す力もすごい。体感が強いんでしょう。あの人の場合は研究しても意味がない。何発が喉元に入って少し体を浮かせましたけど、あと一発出せれば良かった。楽しかったので、明日から気持ちよく土俵に上がれます」と笑顔を見せた。

 6日目までは地に足が付いていなかった。剣翔にすくい投げで負けた6日目はショックのあまりか、室内用のサンダルで部屋に帰ろうとして付き人に指摘される場面もあった。「もう大丈夫です。後半は行きますよ」。大器のスイッチがついに入った。(今関 達巳)

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