里見のゴキゲン中飛車に上田は超速▲3七銀で対抗…女流名人戦第1局始まる

2017年1月15日9時46分  スポーツ報知
  • 初手を指す挑戦者の上田初美女流三段。左は里見香奈女流名人(後方中央は立会人の清水市代女流六段)

 将棋の第43期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負(主催・報知新聞社と日本将棋連盟、特別協賛・株式会社ユニバーサルエンターテインメント)の第1局が15日午前9時、神奈川県箱根町の岡田美術館で始まった。8連覇を狙う里見香奈女流名人(24)と初戴冠を目指す挑戦者の上田初美女流三段(28)による注目のシリーズが幕を開けた。

 振り駒は「と金」が3枚で、上田の先手に。里見の「ゴキゲン中飛車」に上田が「超速▲3七銀」で対抗する序盤となった。

 艶やかな紅梅色の和服に身を包んだ立会人の清水市代女流六段(48)は、開始の合図を終えて「両対局者の思いが対局室にじわじわと広がっていく緊張感が心地良かったです。責任ある立場。しっかりと務めさせていただきます」と語っていた。

 里見と上田は第39期(2013年)でも五番勝負を戦い、フルセットの死闘の末に里見が防衛した。シリーズ最終局が女流棋戦として初めて将棋大賞の名局賞特別賞を受賞したことも話題に。待望の再戦となった。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)