年末年始は溜まりに溜まったDVDの鑑賞とガンプラ作成に励みました。

鑑賞したDVDは10タイトルでしたが、その中で敢えてレビュー。

スクエアボックス表T-SQUARE VISUAL ANTHOLOGY vol.1〜3

購入時の印象はこちらに記載しましたが、本編を全部観終えて、バンドの「栄枯盛衰」を実感した・・・気がします。



THE SQUAREとしてデビューし、伊東たけしがサントリーホワイトに起用された1984年「ADVENTURES」からスタートするこの映像作品集。そしてF1グランプリのテーマ曲にTRUTHが採用され、その名を世間に知らしめアメリカへ活動の幅を広げていく模様を収めた「LIVE IN NEW YORK」「LIVE AT ROXY」、そしてその絶頂期に伊東たけしが脱退し、その後釜として加入した本田雅人をフューチャーした「MEGALITH」、バンドとしての一体感がアップし、スケールが一回り大きくなっての「CLUB CURCUIT"HUMAN"」「T-SQUARE WITH 新日本フィルハーモニー交響楽団"HARMONY"」「野音で遊ぶ T-SQUARE and FRIENDS LIVE IN TOKYO」、そして突然脱退となった本田雅人と和泉宏隆を送り、新メンバーを迎えた「FAREWELL&WELCOME LIVE 1998」、そして最後に安藤まさひろと伊東たけしの2人ユニットとして再スタートした「FRIENDSHIP LIVE」。

何かAMAZONのエディターズレビューみたいです、はい。
面白くないから裏レビュー。

THE SQUAREとしてデビューして、サントリーホワイトやらF1グランプリへの曲提供により、その存在を世間に知らしめたが、伊東たけしが「N.Y.行く!」なんてわがまま言って脱退し、唾つけてた本田雅人を迎え入れたところ、ルックス良し演奏良し作曲力ありというスーパーミュージシャンで、バンドとしても一回り大きくなったが、本田にバンドを乗っ取られそうになったリーダー安藤が、サウンドの刷新という名目で自身の味方として和泉の代わりに難波正司を加入させようとしたが、「この際」と本田も脱退。そんな難波は1作品に参加したのみでさっさと脱退し、また本田の後釜、宮崎隆睦はルックス演奏作曲力ともに本田と比べると力不足は否めず、バンドとしても低迷。で、起死回生を図り盟友伊東たけしを再び迎え、リーダー安藤とのユニットとして再スタートを図ったが・・・。


最初の「ADVENTURE」は、ファンになった時期と重なり、懐かしく鑑賞しました。当時、映像作品なんて大してなく、「R・E・S・O・R・T」なんて金髪美女に取り囲まれてシャンパンなんて・・・笑いました。

未見であった「HARMONY」「野音〜」はパフォーマンスがずば抜けていて、当時のバンドの凄さを再認識。これぞ本田パワーといったトコか?

全12本の中で最高の1本を・・・というと「FAREWELL&WELCOME LIVE 1998」。本田時代の終わりであると同時に和泉の退団・・・BAD MOONでは則竹&本田によるドラムオンサックスの最高のソロバトル・・・JUBILEEでは本田と新メンバー宮崎のSAXバトルでは明らかに本田が鬼神となり、最高のソロを取る・・・そしてFORGOTTON SAGAで去る本田と和泉の最後の名演・・・。本当に感動の1枚。

最後を締めくくるのが「FRIENDSHIP」であるのだが、これまで、バンドとしてT-SQUAREに接してきた故、いくらサポートを旧メンバーの則竹氏がしていても、これまでの密度感と比較するとスカスカの演奏でしか感じえず、盛衰の「衰」という部分を実感。何か寂しかった・・・。


以降、 THE SQUAREとして期間限定でTRUTH時代のメンバーとの活動やCASIOPEAとの共演、そしてバンド体制に戻して(ベースは振られたようですが)の活動を再開しましたが、J-フュージョンを盛り上げたCASIOPEAが安定した活動を行っているのに対し、不安定要素を感じ得ない体制であるように感じられます(ただし、新メンバーのドラマー坂東彗は凄いよホント〜。これは昨年末に発売となった「LIVE PASSION FLOWER」にて実感)。

結局、全12本を観終わって、TRUTHが延々収録されてたように感じたのと同時に、「FRIENDSHIP」以降の楽曲で、繰り返されて演奏されている楽曲って何?と振り返った時に特にないことに気づいた。
繰り返し演奏されているのは昔の曲ばかり・・・と思った時に、大丈夫か〜?と心配。


ダラダラと思った事思ってる事を書き綴ってしまいましたが、続けていく事の難しさはあるでしょうけど、頑張って続けて下さい・・・と思います。