首都東京体感治安(22,23日単位・レベル)
これが警察官だ
【治安つぶやき】
津波の直撃を受けた「高田幹部交番」(陸前高田市)の所長の高橋俊一警視の遺体が発見されたというニュースにコメントが寄せられた。
高橋警視は、今年3月に定年となる予定だったが、津波が到達する直前、住民の誘導に当たっていた部下に避難するよう指示し、自らは交番に残り、そのまま行方不明になっていた。そして4月8日午前、同市沖で自衛隊員によって遺体が見された。
コメントは、藤原幸介さんというお方です。
「無事でいることを祈っていましたがとても残念です。警察官としての職務を遂行し、市民と部下を非難させて自分は残るなんて警察官として、男として、一人の人間として尊敬します。この方は僕の友達のお父さんです。高橋俊一という多くの市民を助けた勇敢な警察官が陸前高田にいたことを僕達は一生わすれません。御冥福をお祈りします。」
今回の大震災では21人の警察官が殉職している。21通りの涙物語があるに違いないが、次のような新人警察官による活躍もある。
あの巨大津波が発生した日、福島県でJR常磐線に乗り合わせていた2人の警察官に21日、JRから感謝状が贈られた。
2人の名前は斎藤圭巡査(26)と吉村邦仁巡査(23)。あの日、福島市の警察学校を卒業して相馬警察署に赴任する途中の福島県警新人警察官である。
走行中の電車に異常な揺れを感じた吉村巡査が、携帯のワンセグテレビを見た。そして大津波警報を知ったため斎藤巡査と2人で、乗務員に警察手帳を示し、全員避難を訴えた。
乗務員は電車を停め、2人の警察官は近くの高台にある町役場まで乗客を避難・誘導。間一髪で全員の命を救った。
2人の警察官が警察学校で学んだのは「制服を脱いでも『心の制服』は脱ぐな」。殉職した21人の警察官もみんなその精神で仕事に全うしたのだろう。日本の治安は、こうした警察官に守られている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
家庭や家族に起因する事件簿はhttp://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat22497071/index.html
写真は武蔵野市の「花の通学路」
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