ゲレーロ「オレはチャンスに強い」

　中日の新外国人、アレックス・ゲレーロ内野手（３０）が、本紙の取材に応じた。現在、米フロリダ州・マイアミで自主トレを続けているキューバ出身の長距離砲は竜の中軸に座る意欲を見せたほか、打率、打点、本塁打の３部門で結果を残す決意をにじませた。

　最下位脱出のキーマンは気合十分だ。バットでチームに貢献するため、ゲレーロは来日１年目からフル回転を約束。昨季は左膝を痛めて開幕から故障者リスト入りし、マイナーリーグでプレー。現在は米フロリダ州マイアミで汗を流す日々だ。

　−現在の練習は

　「週５日、月曜日から金曜日までやっているよ。時間は午前９時から午後１時。午前中はウエートトレーニングなど体力づくりがメイン。それから守備や打撃練習もしている」

　キューバから２０１３年に米国に亡命し、翌年にドジャースでメジャーに昇格した。１５年までの２シーズンで通算２３２打数５２安打。打率２割２分４厘の成績を残した。メジャー通算１１発の長打力も期待のポイントだ。

　−同じキューバ出身のビシエドとのコンビには竜党もアーチ量産を期待している

　「数字を挙げるのは、あまり好きじゃない。自分はホームランバッターではなく、チャンスに強い打者だと思っている。ケガなく毎日プレーすれば結果はついてくる。チームの勝利のために、すべての結果（打率、打点、本塁打）を残したい」

　−得意な守備位置や打ちたい打順は

　「サード、セカンド、レフト。キューバにいたころはショートもやっていたよ。打順は３番から６番がいいが、もちろん監督が決めてくれたところで仕事をする」