豊洲市場への移転判断 今夏よりもあとにずれ込む可能性
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東京・豊洲市場の地下水のモニタリング調査で、最大で環境基準の79倍となるベンゼンなどが検出されたことを受け、市場の安全性を検証する「専門家会議」は、検証結果の取りまとめが遅れるという見通しを示しました。東京都の小池知事も、「都民の食の安全を考えれば、判断も慎重にならざるをえない」と述べていて、早ければことし夏ごろとしていた移転についての判断の時期がずれ込む可能性が出ています。
東京・築地市場の移転時期を判断するうえでの1つの指針となる豊洲市場の地下水のモニタリング調査について、14日に開かれた専門家会議で、最大で環境基準の79倍となるベンゼンが検出されたなどとする最終調査の結果が公表されました。
専門家会議では、ことし4月に豊洲市場の安全性の検証結果を取りまとめる予定でしたが、平田健正座長は今回の結果を受け、引き続き地下水の調査を行っていくとしたうえで「どのくらいかはわからないが、若干遅れると思う」と述べて、取りまとめの予定が遅れるという認識を示しました。
さらに、東京都の小池知事も14日夜、都議会公明党の幹部と会談した際、「都民の食の安全を考えれば、判断も慎重にならざるをえない」と述べ、安全性の検証には時間がかかるという見通しを示しました。このため、小池知事が早ければことし夏ごろに行うとしていた移転についての判断の時期が、ずれ込む可能性が出ています。
専門家会議では、ことし4月に豊洲市場の安全性の検証結果を取りまとめる予定でしたが、平田健正座長は今回の結果を受け、引き続き地下水の調査を行っていくとしたうえで「どのくらいかはわからないが、若干遅れると思う」と述べて、取りまとめの予定が遅れるという認識を示しました。
さらに、東京都の小池知事も14日夜、都議会公明党の幹部と会談した際、「都民の食の安全を考えれば、判断も慎重にならざるをえない」と述べ、安全性の検証には時間がかかるという見通しを示しました。このため、小池知事が早ければことし夏ごろに行うとしていた移転についての判断の時期が、ずれ込む可能性が出ています。