トランプ氏就任まで１週間 演説で結束呼びかける見通し1月14日 7時44分

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アメリカのトランプ次期大統領の就任まで１週間となり、ホワイトハウスの次の報道官は、トランプ氏が、２０日の就任演説で選挙戦で深まった分断を修復し、国民に結束を呼びかける見通しであることを明らかにしました。

トランプ次期大統領の就任式は、ワシントンの中心部にある連邦議会の議事堂前で２０日に行われ、トランプ氏は、宣誓を行って第４５代の大統領に就任したあと、就任演説に臨む予定です。

ホワイトハウスの次期報道官をつとめるスパイサー氏は１３日、電話での記者会見で「就任演説は、去年の大統領選挙の勝利演説で国民の結束を呼びかけたような内容になるだろう」と述べ、トランプ氏が、選挙戦で深まったアメリカ社会の分断を修復し、国民に結束を呼びかける見通しであることを明らかにしました。

また、「国の誇りを取り戻し、多くの雇用を取り返すという内容も出るだろう」とし、雇用の創出を重視するなどアメリカ第一主義を打ち出す見通しも示しました。

ただ、トランプ氏は、１３日も選挙戦で戦った民主党のクリントン前国務長官のメール問題をめぐり、ツイッターで、「彼女は有罪であり、本来なら立候補を許されなかった」と批判を展開するなど、分断をあおるような発言を続けています。

就任式に合わせてワシントンでは、トランプ氏に抗議する大規模なデモも計画されており、トランプ氏は、就任早々、アメリカ社会で広がる国民の分断の修復という課題に直面することになります。