1. 5月1日、神戸の手づくりバザールにカエルのイラスト図鑑を出展した黒川宇吉さん。
ゲーム会社で2Dデザイナーに勤めている黒川さんは、大学時代に制作していたカエルのイラスト図鑑をブースに置いていました。
どこかリアルだけど、親近感があるカエルたち。
「書籍化してほしい」「カエル達が、可愛い」「カエル、本物あまり得意ではないのですが宇吉さんの絵すごく可愛くてこれならほしいと思いました!」など、Twitterのリツイートやコメントで拡散されていきました。
4. 黒川さんも、Twitterで「出版社さん募集してます!!!」と募っていました。
BuzzFeed Newsとの5月の取材で、黒川さんはカエルのイラスト図鑑を作ったきっかけについてこう語っていました。
「大学4年生の時に卒業制作として、2012年から2013年の1年間で完成させました。最初はコンセプトからしっかり考えて、卒業制作やるぞ、と思っていました。でも全然何も思いつかなかったので、『好きなものをたくさん描いて一冊にまとめる』というやり方に変えて、好きなカエルをひたすら描いて図鑑にしました」
また図鑑制作の目的を「自分が好きなカエルという生き物を、面白いと思ってもらいたい」とも説明。
今回、書籍化された本のタイトルは「Croak! 世界の不思議なカエル」。128ページでカエルの不思議な魅力をオールカラーで紹介しています。
黒川さんは書籍化について、こう話します。
「まったく予想してなかったので、未だに実感がないのですが(笑)。入手してくださった方がTwitterで写真をアップしてくれたり、コメントをくれたりするので、出版までの短い期間頑張ってきて良かったなと思います」