今朝、みなさんには「寝ます」フェイントとをかけ、間も無くして、朝のウォーキングに出かけたわけですが、鋭いですね、家の前にはメディアがいました。
どこの雑誌たちなのか、テレビ局たちなのかわかりません。
寒い中、ご苦労様です。
今日、2月半ば出版予定の「700番2巻、3巻」用の写真撮影を、熊本でやりました。
熊本駅到着後、スタジオまでの道中、崩れた熊本城の横を通りました。
外壁は、無残でしたね。
石垣を補修する光景も目にいたしました。
早く、あの雄大な熊本城に戻ることができればいいですね。
街中では、ブルーシートで囲った家屋を、たくさん見てしまいました。
市外は、この比ではないそうです。
「がんばろう熊本」
駅から10分ほどの距離のところに、そのスタジオはありました。
大きな長方形のちょうつがいになった、2枚の黄色の扉が印象的でした。
イタリア建築のようでした。
カメラマンは、西本和民さんでした。
お気付きの方もいらっしゃるでしょう。
ワーナーパイオニアからのデビュー、そして初移籍をしたポニーキャニオン時代にアルバムなど、多くのデザインを担当してくれた方です。
「MIX BLOOD」「TREE」「RED HILL」を代表に、ほとんどのデザ インは、西本さん
の手によって成されました。
「西本さん、急で申し訳ないんだけどさ・・・。今、オレ福岡に居るのね。今度、私小説を出版するんだ。その本の中のしゃ・・・。」
「やる。やるよ。」
「え?」
「写真でしょう?」
「わかったの?」
「わっかるよー。何年、付き合ってると思ってるの。」
福岡に帰っている僕にとって、現在、隣の県に拠点を構えて生活をしている西本さんは、救いの神でした。カメラマンでもあるのです。
「SAY YES」のジャケット写真なども、西本さんです。
久しぶりの西本さんとの撮影でした。先日「FUKUOKA」で使用した写真は、岡田貴之というカメラマンです。呼吸が合うんですよね。ふたりとも。
「ここで、この瞬間を」
と、いうタイミングで、見事にシャッターを切ってくれます。
これを「息が合う」と、言います。
熊本には、もうひとり、兼ねてよりお会いしたい方がいました。
西本さんのお母様です。
現在、88歳になられるお母様は、なんとAdobeのコマーシャル、キャラクターモデルをされているのです。あのAdobeですよ。
若い頃は、日本の第1期女性競輪選手であり、72歳の時にカメラマンになることを決意されました。そして、間も無く写真加工ソフト、Adobe Photoshopを覚えました。
実は、僕、知っていたのです。この人の存在を。
Web上で、何度も見たことがありました。「かっ飛んだ老人がいるものだなぁ」と。
作品は、すべて自撮り写真です。それを、Photoshopで加工します。88歳の老人から、レイヤーというフレーズが出てくるのです。
その方が、西本さんのお母様と知った時の、僕の驚きようは想像してください。
あの「世界のAdobe」ですよ。キャクターですよ。88歳ですよ。
西本喜美子さんと言います。
この方を企業イメージに起用したAdobe。やるなぁ。
スタジオでお会いできました。
感激です。
彼女の著書
「ひとりじゃなかよ」
を、いただきました。
この本は、amazonなどで、何度も1位を飾っている話題の本です。
先ほどまで、その頂いた本を読んでいたところです。
異才です。
興味のある方は、ぜひ。
人は願いがある限り果てしない。
興味や、目的がある限り道は切り開いて行けるのだと、再確認させられますね。
本当に、良い一日でした。
写真も、👍でした。
明日は、これからの僕の足取りを決めることになる、大事な打ち合わせです。
世間が、これを良しとするか、否とするか・・・。
その打ち合わせの打ち合わせを、今から行います。
ありがとう。
がんばろう熊本。