パリで大河ドラマの題字手がけた書道家が書き初め

パリで大河ドラマの題字手がけた書道家が書き初め
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NHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」の題字を手がけた日本人書道家でフランスを拠点に活躍するマーヤ・ワカスギさんが、パリの日本大使公邸で行われた賀詞交換会で、書き初めを披露しました。
マーヤさんは、フランスを拠点に活躍する日本人書道家でNHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」の題字も手がけました。

13日、パリの日本大使公邸で賀詞交換会が開かれ、マーヤさんがおよそ300人の出席者を前に書き初めを披露しました。

マーヤさんは、とり年にちなんで鳥が翼を広げて羽ばたく様を表現した「翔」の文字と、固い決意で一心に取り組めば願いは天に届くという意味の四字熟語「一念通天」を書き上げました。

一念通天の「天」の字はエッフェル塔をイメージしたということです。

はじめて書道の実演を見たフランス人の男性は「軽やかな筆使いと作品の力強さに感動しました」と話していました。

マーヤさんは「書を通して人間が生きる喜びを伝えるのが願いで書の躍動感を届けることができたらうれしいです」と話していました。

またフランス駐在の木寺昌人大使は「心がこもっているものは誰にでも伝わるものでフランスの皆さんに日本に直接触れて感じてもらうよい機会になりました。不確実なことが多いと言われる中でも良好な日仏関係をさらに深めていきたい」と話していました。