JAL国内線特典航空券のルールが2017年4月1日手続き分から変更になります。
変更は幾つかあり、中でも片道での発券が往復の半分のマイル数になることが重要な点です。国際線では既に往復の半分で可能ですが、国内線においても改善することになりました。ちょっと意外ですね、国際線に続いた形となります。
意外だと思う理由は、ディスカウントマイル(対象期間あり)を利用すると片道半分の利用は現在でも可能なんですね。通期での利用は2017年4月1日から可能になります。
ちなみにANAはと言うと2015年から国内線では往復の半分で片道発券が可能になっているので、JALも追随したことになりますね。尚、ANA国際線の特典航空券は片道発券不可となっています。
変更になるのは以下。
1.片道の必要マイル数が往復の半分に
2.離島路線にかかわるルールの変更
3.クラスJ特典航空券でのルールの変更
4.新規予約・締め切り時間の日本時間での統一
5.搭乗方法に関するルールの変更
6.未使用特典航空券の払い戻し手数料のマイル払いを廃止
未使用特典航空券の払戻し手数料を3,100円(日本以外は相当額)に統一し、マイル(3,100マイル)による支払いを廃止。※手数料の支払いはクレジットカードのみ。
さて、JAL国内線での特典航空券利用はディスカウントマイルがあるのでその点を考慮に入れ往復或いは片道の利用を考えた方がお得です。
JALホームページ限定ディスカウントマイル
ここ数年は時期を2回ほど分けてディスカウントマイルの期間を設けています。
対象期間は以下の通り。
2016年度
2016年12月1日~2017年2月28日(搭乗日)
(*年末年始は除外されました)
2017年度
2017年4月1日~2017年5月31日(搭乗日)
除外日:2017年4月28日~2017年5月8日
※旅行開始から終了まで上記期間で搭乗する必要があります。
予約受付期間:搭乗日の2ヶ月前の9:30より、搭乗日の前日から起算して4日前の23:59までに予約する必要。
利用方法:PC、モバイルサイトからの予約で電話は不可
下記のJALグループの日本国内線が対象。
JAL、日本トランスオーシャン航空(JTA)の一部、日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)、北海道エアシステム(HAC)
*JTAの羽田-石垣・宮古線、中部-石垣、関西-石垣線は対象外。
*フジドリームエアラインズ(FDA)とのコードシェア便は、ディスカウントマイルの対象外。
*クラス J特典航空券を利用の場合には、1区間につき2,000マイルが必要。
*予約のキャンセル待ちは不可。
*JALカード割引は片道は対象外。
ディスカウントマイルの期間内は結構お得ですね。
先での予約する場合だと先得、特便で購入した方が良いかと個人的に思うのですが、直前だと運賃は高いので、搭乗日の前日から起算して4日前まで予約できるのは良いですね。
区間 | 出発地 | 到着地 |
2017/3/31 まで |
2017/4/1 以降 |
ディスカウント | JALカード割引 |
A | 東京 | 大阪、名古屋、秋田、山形、小松 | 12,000 | 12,000 | 10,000 | 9,500 |
大阪 |
福岡、松本、但馬、隠岐、出雲、松山、大分、 熊本、宮崎 |
7,000 (片道) |
6,000 (片道) |
5,000 (片道) |
- | |
新千歳 | 女満別、青森、秋田、花巻 | |||||
丘珠 | 釧路、函館、利尻、三沢 | |||||
函館 | 三沢、奥尻 | |||||
名古屋 | 新潟、出雲、高知 | |||||
福岡 | 出雲、徳島、高知、松山、宮崎 鹿児島、屋久島 |
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沖縄 |
南大東 |
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出雲 | 隠岐 | |||||
鹿児島 |
徳之島 |
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奄美大島 | 喜界島、徳之島、沖永良部、与論 | |||||
与論 | 沖永良部 | |||||
石垣 | 石垣、多良間 | |||||
宮古 | 北大東 | |||||
南大東 | 与那国 | |||||
区間 | 出発地 | 到着地 |
2017/3/31 まで |
2017/4/1 以降 |
ディスカウント | JALカード割引 |
B | 東京 |
札幌、福岡、沖縄、女満別、旭川、釧路、帯広、 函館、青森、三沢、南紀白浜、岡山、出雲、広島、 山口宇部、徳島、高松、高知、松山、北九州、大分、 長崎、熊本、宮崎、鹿児島、奄美大島 |
15,000 | 15,000 | 12,000 | 11,500 |
大阪 |
札幌、沖縄、女満別、旭川、函館、青森、秋田、 花巻、山形、三沢、仙台、新潟、長崎、鹿児島、 |
8,500 (片道) |
7,500 (片道) |
6,000 (片道) |
- | |
札幌 |
名古屋、福岡、仙台、徳島、広島、出雲、新潟、 松本、静岡 |
|||||
名古屋 | 沖縄、釧路、帯広、福岡、山形、 北九州、熊本 |
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福岡 | 沖縄、仙台、花巻、奄美大島、新潟 松本、静岡 |
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沖縄 | 小松、岡山、与那国 | |||||
鹿児島 | 沖永良部、与論 | |||||
C | 東京 | 久米島、宮古、石垣 | 20,000 | 20,000 | 対象外 | 対象外 |
大阪 | 石垣 |
12,000 (片道) |
10,000 (片道) |
その他、特典航空券利用時に押さえる点について。
①搭乗日当日に限り、予約便より早い出発の便で、同一区間・クラスに空席がある場合に変更が可能。
②当日出発空港で空席がある場合、ファーストクラス・クラス Jの料金を支払って変更が可能。(マイル、クラスJ-eクーポン、ファーストクラスアップグレードクーポンでの支払いは不可。)
2017年4月からの特典航空券の変更についてはこちらJALのHPを参考まで。
その他特典航空券でのJAL国内線利用について
JAL国内線利用についてはJALマイルだけではなくブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAvios(マイル)がお得です。BAもJALも同じアライアンス内ですのでBAでJAL便が発券可能です。必要マイル数も片道4500マイルからとディスカウントマイルを利用したJALが5000、6000マイルなのでBAの方がお得になります。比較的貯めやすいBAマイルは使い勝手抜群です、こちら参考まで。
その他、2016年12月より『どこかにマイル』が発売になりました。
どこかにマイルとは、通常国内往復で12,000マイル必要なところ、往復6,000マイルで利用ができます。ただ行先は分かりせんので、いわゆるミステリーツアーと言う感じです。お得と言っても出発地が決まっている場合での利用は中々できませんが、旅行その他でミステリーツアーのわくわく感を味わってみよう!、そんな時には良いかもしれません。私も実際に利用してみました、こちら参考まで。
さいごにまとめ。
2017年4月から例えば羽田伊丹線を利用する場合、往復12000マイル、片道7000マイルだったのが、往復12000マイル、片道6000マイルに改善になります。JALマイルを主に国内線で利用する人にとっては朗報だと思います。