アメリカのAmazon.comが、プライム会員向けに年会費無料のブラックカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」を提供しはじめるようです。
Amazonが公式リリースにて発表しました。
Amazon.com, Inc. and Chase today introduced the new Amazon Prime Rewards Visa Signature Card, the only card that offers 5% Back on all Amazon.com purchases and rewards everywhere else you shop, including 2% Back at restaurants, gas stations and drugstores, and 1% Back on every other purchase, available exclusively for eligible Prime members.
ざっくり和訳すると、AmazonとチェイスがAmazonプライム会員向けに、5%還元率のVISA Signature Card(VISAのブラックカード)を発行開始したよ…というリリースになります。
あくまでアメリカでの話:
今回のこのVISAブラックカード発行は、あくまでアメリカのAmazon.comでの話。
日本でも同様のクレジットカードが発行される可能性はゼロではありませんが、日本のAmazonプライム会員費はアメリカAmazonの1/3程度なので、同等のサービスが日本で展開される可能性は今のところ低そうな感じです。
- Amazon.comのプライム会員:年間99ドル(日本円で1万1,000円ちょっと)
- Amazon.co.jpのプライム会員:年間3,900円
加えて日本のAmazon.co.jpでは2016年後半に、公式クレジットカード「Amazon MasterCardクラシック」のポイント制度を改訂したばかり。
つまり国内ではまだそのクレジットカードを強化していこう…という意向が強いと言うことも出来るので、少なくとも先1年は日本で同様のブラックカードが導入されることはないでしょう。
とんでもなく魅力的なカード:
しかしまぁ、日本でこんなクレジットカードが発行されることになったら、私なら発行開始直後に申込をしますね。
なにせブラックカードなのに年会費無料でコンシェルジュサービス(執事サービス)も使いたい放題、それでいてAmazonでのポイント還元率5%ですから、もう作らない理由がありません*1。
Amazonは市場を制す?
こんな感じで最近のAmazonは通販だけにとどまらず、今や様々なビジネスを始めるようになってきました。
そのうち、プライム会員向けの銀行や生命保険…なんてものが出て来るのも時間の問題なのかも。やはりAmazonの強みは、毎月、チャリンチャリンと入ってくるプライム会員費なので、この固定収入が伸び続ける限りは、強気に様々なビジネスモデルを作っていくのかもしれませんね(楽天やYahoo JAPANが見習うべきは、このあたりです)。
以上、アメリカのAmazonが、プライム会員向けに年会費無料のブラックカードを発行開始!Amazonでのポイント還元率はなんと5%です…という海外ニュースでした。
参考リンク:
そんなAmazonのプライム会員に対してはじまった、楽天市場の「楽天プレミアム」というサービスについては下記記事を参考に。正直、こんなサービス内容じゃAmazonには勝てなそうです。
*1:日本で言うところの、楽天ブラックカードと同じようなクレジットカードです(楽天ブラックカード=プラチナカードではありますけど)。このカードの年会費が無料になると思えば、Amazon Prime Rewards Visa Signature Cardの凄さがわかるのではないでしょうか?