斉藤寛子、多田晃子 佐藤恵子
2017年1月14日07時49分
天皇陛下の退位をめぐり、政府は2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、その日から新たな元号とする方向で検討している。役所、銀行の書類、カレンダー……。生活に密接に関わる元号はどのように決まるのか。248番目の新元号に、早くも熱い視線が集まっている。
日本で初めての元号は、歴史的に知られる大化の改新による「大化」。「平成」までの1300年余りの間に247の元号が誕生した。自然災害や慶事などでも元号が変えられ、一人の天皇の時代に複数の元号に変わったこともあった。
明治以降は新天皇の即位に合わせて元号を変える「一世一元」に。「昭和」から「平成」への改元は昭和天皇の逝去時から進められたとされるが、当時の首相官邸幹部は「新元号選定はかなり前から水面下で始まっていた」と話す。
「平成」の制定作業に携わった…
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朝日新聞社会部