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【グラニュース】

風間監督、「楽しく勝って」J1復帰

2017年1月14日 紙面から

 名古屋グランパスは13日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンター内で風間八宏新監督(55)の就任記者会見を開いた。同新監督は自らの使命を「楽しく勝つこと」と表明し、そのために個々の潜在能力を引き出すと宣言。「みんな絶対に今よりうまくなる」と断言した指揮官が、魅力的なサッカーの実現とJ1昇格の二兎(にと)を追う。今季の新体制発表会は、15日に名古屋市熱田区の名古屋市教育センターで、風間新監督や新加入選手らが出席して行われる。

 表情は柔和で、それでいて言葉には熱意が満ちていた。赤のネクタイを締めた風間監督は、「緊張するね」と笑って入場。異端の指導者は自らの使命を問われると、はっきりした口調で言った。

 「(求められるのは)楽しく勝つということ。選手の顔(個性)が見えるサッカーをしたい。お客さんが『誰々を見たい』とどんどん入ってくる。楽しく勝つことがすごく大事。豊田スタジアムを満員にしたい」

 世界的なビッグクラブのバルセロナ(スペイン)の哲学が「美しく勝つ」なら、新生グランパスの哲学は「楽しく勝つ−」。川崎ではバルセロナのようにボールを保持して主導権を握る魅惑的なサッカーを実現した。そのための方策について「選手たちの中には隠しているものがたくさんあるし、それを引き出していくことがまず第一に、最初にやること」と個々に焦点を当てることを強調した。

 川崎でも止める、蹴る、外すといった基本を徹底し、潜在能力を巧みに引き出した。元日本代表の中村憲剛を「30歳を過ぎてもうまくなれた」と称賛。若手の伸び悩みはグランパスの長年の課題だが、風間監督は「みんな絶対に今よりうまくなる。みんなが見たことのない選手たちが見られると思う」と断言した。

 

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