米 １２月の小売業の売り上げは０．６％増加

アメリカの個人消費の重要な指標として注目される、先月の小売業の売り上げ高は、自動車の販売が好調だったことなどから、前の月と比べて０．６％の増加となりました。市場関係者は、トランプ次期大統領の経済政策への期待感を背景に、株価が上昇したことに伴って、消費者の購買意欲が高まったものと見ています。
アメリカ商務省が１３日、発表した、先月の小売業の売り上げ高は、４６９１億ドルで、前の月と比べて、０．６％の増加となりました。

これは市場の予想とほぼ同じ水準で、雇用や賃金の伸びを背景に、年末商戦の好調さを示す結果となりました。

分野別に見てみますと、飲食店やデパートの売り上げが減少している一方で、自動車の販売やガソリンスタンドの売り上げが伸びたほか、インターネット販売も売り上げが増加しました。

市場関係者は、トランプ次期大統領の経済政策への期待感を背景に、株価が上昇したことに伴って、消費者の購買意欲が高まったと見ています。