講談社社員「妻がうつ病」虚偽説明…自殺装う?
01月12日 15:00
送検される朴鐘顕容疑者(12日午前9時29分、警視庁で) 【読売新聞社】
(
) 東京都文京区の自宅で妻を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された「講談社」の漫画雑誌の編集次長で韓国籍の
朴鐘顕
容疑者(41)が事件後、警視庁に対し、「妻はうつ病になり通院していた」と説明したことが捜査関係者への取材でわかった。
実際は妻に通院歴はなく、同庁は、朴容疑者が自殺を装うため、うその説明をした疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、朴容疑者は、昨年8月に妻の佳菜子さん(当時38歳)が死亡した後、同庁に対し、「階段から転落した」と説明。その後、「首をつって自殺した」と翻した。その際、「妻は育児が忙しく、自暴自棄になっていた。うつ病で通院していた」と話したという。
しかし、同庁が佳菜子さんの診療記録を調べたところ、うつ病の通院記録はなかった。首をつったとされる自宅の階段などにも自殺の痕跡はなかったという。