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巻き網漁船違法操業対策強化へ

01月13日 12時34分

巻き網漁船違法操業対策強化へ

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操業が禁止されている海域での巻き網漁が後を絶たないことから、三重県は中型の巻き網漁船に電波などで位置を伝える特殊な装置を設置することを、ことし4月から全国で初めて義務付ける方針を固めました。
三重県によりますと、県南部の東紀州地域では船の容量が5トン以上40トン未満の中型巻き網漁船が法律で禁止されている沿岸から約5キロ以内の海域で操業する例が後を絶たたず、定置網漁などを行う沿岸漁業者から魚場が荒らされるなどとして改善を求める声が上がっていました。
このため、三重県では船の位置などの情報を電波で発信して周囲に伝えるAISと呼ばれる特殊な装置を全国で初めて中型巻き網漁船に設置することを義務付ける方針を固めました。
対象になるのは県が操業の許可を与えている中型巻き網漁船19隻で、ことし4月から更新の時期に合わせて装置の設置を義務付け、違反した業者に対しては、操業を禁止する期間をこれまでの6日間から2倍以上に広げる方針だということです。
県では「対策を強化し、沿岸漁業者の不満を解消することで共存共栄できる漁業環境づくりに取り組みたい」と話しています。

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