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少女像の設置「望ましくない」 国会で発言

韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦問題を象徴する少女像=2016年12月30日、AP

 【ソウル米村耕一】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は13日、釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて「国際社会では外交公館の前にいかなる造形物も設置することは望ましくないというのが一般的だ」と述べた。国会で与野党議員の質問に答えた。

 日本政府が少女像の設置は、外交公館の品位保護を義務付けた「領事関係に関するウィーン条約」に違反すると主張していることを念頭に置いた発言だとみられる。韓国政府は少女像の総領事館前への設置が国際法や慣例上も好ましくないことは理解しつつも、韓国の市民団体による設置を支持する世論との板挟みとなっている。

 また、尹外相は「日本側は外交公館の前にさらに一つの少女像が設置されたということに、いくつかの理由で反発している」と議員たちに説明。一方で、「少女像設置そのものについて反対しているのではなく、場所の問題について我々がより知恵を集める必要があるということだ」と述べた。

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