日本食として馴染み深いのが豆腐です。実は、この豆腐は美容効果の高い食材として注目を集めています。そこで美容に気を付けているあなたのために、豆腐に含まれている成分には、どのような効果があるのか紹介しましょう。
美容に欠かせないタンパク質
豆腐には、美容に欠かせないタンパク質が含まれており、このタンパク質を摂取する事によって美しい髪の毛・爪・肌などが維持されるのです。もしも、タンパク質が足りなくなれば、肌は老化していき老け込んでいるように見えてしまうのです。
美容に気を付けている女性は、カロリーばかりに気を取られてタンパク質が多く含まれている食べものを食べないようにしますが、それは危険な行為です。痩せる事は出来ても、肌や髪の毛が美しくなければダイエットをしている努力が台無しになってしまうでしょう。そうならないためにも、タンパク質が多く含まれている豆腐は欠かせない食材なのです。
豆腐は低カロリー
美容にタンパク質が欠かせないとは言っても、高カロリーな食べものは口にしたくないと思ってしまうでしょう。そのような方でも、豆腐はおすすめの食材なのです。実は豆腐はタンパク質が豊富に含まれていますがカロリーは低めなのです(下の食材は100gあたりのカロリー数です)。
- 絹ごし豆腐:56kcal
- 木綿豆腐:72kcal
- 豚バラ肉:386kcal
- 鶏のささみ:105kcal
低カロリーで有名な鶏のささみでさえ、100kcalを超えています。そして豚バラ肉は信じられないほどの高カロリーとなっているのです。これを見ても豆腐がいかに低カロリーなのかが分かってもらえるかと思います。
植物性タンパク質が優れている点
タンパク質と言っても、このタンパク質には植物性タンパク質と動物性タンパク質の2種類があります。植物性タンパク質とは大豆食品・野菜・穀物などで、動物性タンパク質は肉・魚・卵などです。
植物性タンパク質は、動物性タンパク質よりタンパク質の量が少ないというデメリットはあります。その代わり、脂や脂肪が少ないので、タンパク質を摂取しながら脂は摂取したくない方に豆腐はおすすめです。ただし、あまりにも動物性タンパク質を摂取しないのも考えものなので、動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく摂取したほうが良いでしょう。
大豆イソフラボンの実力
美容に効果のあるものを調べている方なら聞いた事がある方も多いのが、この大豆イソフラボンです。豆腐には大豆イソフラボンが豊富に含まれており、美容効果はあなどれないものがあります。
一説にはバストアップの効果もあると言われており、その他にもニキビを防ぎやすくなる効果も期待出来ると言われています。それほど美容に効果があると言われている大豆イソフラボンなので少しでも多く摂取したいと思うでしょう。しかし、この大豆イソフラボンは過剰摂取すると月経不順や肌荒れが起きてしまう原因になるのです。
大豆イソフラボンを食材から、摂取した場合の1日の摂取量上限は75mgと言われています(サプリは30mgが上限と言われています)。しかし、豆腐一丁だけで40mg前後の大豆イソフラボンが含まれているので、1日2丁食べたら、上限を少し超えてしまうのです。そのため、大豆イソフラボンの摂取量上限を超えないように摂取して下さい。
ビタミンEで美しい肌に
豆腐には、ビタミンEが含まれており、このビタミンEは血行を良くしてくれる効果があります。血行が良くなれば美肌に良いと言われていますが、その理由は血液は栄養も一緒に体の隅々の細胞まで運んでくれるからです。
つまり、血行が良くなれば美肌を維持するために必要な栄養が行き渡るようになるので、美肌を維持出来るようになるという訳です。
オリゴ糖のデトックス効果
豆腐の甘みを引き出すオリゴ糖というものがありますが、このオリゴ糖は腸内環境を改善する効果があります。腸内環境が改善したら、便秘を解消する事が期待出来るので、老廃物をデトックスする事も出来ます。
そうなれば、老廃物による毒素がたまっていき肌荒れになる事も防げるので、オリゴ糖を摂取する事は重要な意味を持ちます。
豆腐に含まれる美肌成分のまとめ
日本人には馴染み深い豆腐ですが、最近の日本人の食生活は欧米化してしまい、豆腐を食べない方が増えてきました。特に、朝食でご飯を食べない方は増えて、食パンとコーヒーで済ます方は多いと言われています。
もしも朝食をご飯と味噌汁にして、その味噌汁に豆腐を入れたら、低カロリーで肌に優しい朝食を取り入れる事が出来るでしょう。
朝は時間がなくて、そんな朝食を食べている時間がないという方もいるでしょう。そのような場合はサプリから摂取する方法もありますし、夜に豆腐を取り入れる方法もあります。味噌汁を取り入れなくても、最近では豆腐ハンバーグという料理も登場しているので、美容に気を付けている方はぜひ豆腐に目を向けてみましょう。