魔法少女リリカルなのは 原初の勇者 作:黒色狼
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ラブコメばっかしてね?
と思った方、その通りだ!
近々、戦闘場面もありますので我慢して下さいw
第7話と思った方、その通りだ!
近々、戦闘場面もありますので我慢して下さいw
水が流れる音が聞こえてくる。
此処は王宮の一室、ユウにウミリアに滞在する間用意された部屋である。
其処にベットに腰掛ける者とそれぞれソファーに腰掛けている者、3人がいた。
その3人はウミリア王、セネゲルとの護衛の話をして丸1日経っておりそれぞれ街で集めてきた情報を交換する為に集まっている。
「まず私は目ぼしい情報は無かったよ、特に此処最近王宮で変わった事もないし治安も安定してるみたい」
そう最初に言ったのはなのはだった。
なのはには此処最近でのウミリアでの政治の動きや事件などについて聞き込みをして貰ったのだが特にこれと言って目ぼしい情報は無かったようだ。
元々、ウミリアは治安も良く観光地としても有名なので其処らへんの事に関しては王も気を使っているようだ。
「じゃあ次は私だね、私は王宮で聞き込み……というか盗み聞きと言った方が正しいかな、そしたらどうやら最近になって流れる水が突然止まったり鮮度が落ちたりしてるみたい。けど機械の不調だったという事で今は解決してるらしいし、私もそれ以外は全然だったよ」
フェイトには王宮で聞き込み、ではなく此処に勤めている者や地位の高い者達の話を盗み聞きをして貰っていた。
聞き込みをしたところで全体が共犯の可能性がある以上、そういった手段を取って貰ったという訳だ。
フェイトが聞いてきた情報も大した物はなくそれ以外は殆ど世間話や雑談のようなものだったらしい。
「じゃあ次は僕だね、僕は政治で不正が無いかを資料なんかを見て確認して来たよ」
「えっ?そんな事が許されたの?」
フェイトが驚いたようにそう聞いてくる。
それもそうだ、本来そういう資料は国の情報がそのまま載っており幾ら調査しているとは言っても国家機密を教えるとは思えなかった。
「まぁ其処は企業秘密だよ、僕の魔法で隠れてちょちょっとね」
「何それ?物凄く気になるんだけど…」
「それ言っちゃうと僕がフェイトに捕まっちゃうじゃん」
「あっ、そうか」
なのはが気になると聞いてきたが此処でネタバレしてしまうと執務官であるフェイトであればその気になるとユウを捕まえれてしまうので敢えて此処は喋らない。
「ちょっ!そんなのどうやって見たの⁉︎」
「誰にも言わない?」
「うぅ、それは手段次第…かな」
「普通に忍び込んで見てきたよ」
「えぇ!あの厳重な警備を抜けれたの⁉︎どうやって!」
「それこそ企業秘密だよ」
うう〜と唸りユウを睨み付けるフェイト。そんな風に睨み付けてもかわいいだけなのだが。それからしつこくフェイトはユウに質問していたが無駄だと悟り諦めた。
「まぁ、結果を言うとお金の出処もしっかりしていたし不正も殆ど見つからなかったよ。所々で重役の役員がお金をちょろまかしてたりしてるみたいだったけど、今回とは関係はないみたいだよ」
「じゃあ今回は手掛かり無しかぁ〜」
「そうだね、いつ襲撃が来るかも分からないし来ないかも知れないけど何かある筈だよね?」
「ああ、必ず僕たち103航空隊が此処にいる間に何か起こる筈だ。襲撃は事前に防ぐ事は難しいがそれ以外なら僕たちが何としても防がなければならない、取り敢えず今日は解散して明日からまた頑張ろう」
取り敢えず今日の所は解散となりまた明日から調査を再開するという事で纏まりなのはとフェイトは部屋を出て行き、この部屋にはユウとデュナミスだけとなった。
「デュナミス、やはり怪しいのは…」
[生命の湧き水、ですね]
2人は今回の事を振り返りやはり怪しいのは生命の湧き水だと推測した。
「僕たちを中に入れないのも引っかかる、守るべき物なら近くで守るべきだというのに」
[そうですね、それにフェイトさんも言ってたように何やら不調があったようですし、あれは単なる機械の不調とは考えにくいです]
そう守るべきなら部屋の中にも護衛を置くべきだし何となくセネゲルはユウをその部屋から遠ざけようとしてる様にも感じられた。現にユウは隊員が地下に居るにも関わらず、入れて貰えなかったしこのタイミングで機械の不調が起こるとも考えにくい。
「動くならやっぱり…」
[なのはさん達が居ない今、ですね]
外は完全に日が沈んでおり時間的にもタイミングが良かった。
それになのは達が居ると逆にやりにくいし、何より危険だ。何があってもユウは守ろうとするだろうがそれでも何が起こるか分からない以上危険な所にわざわざ連れて行く必要もないだろう。
「じゃあ早速地下の生命の湧き水の場所に行ってみよう」
[了解です、部屋までの道のりは分かりますね?]
当然だと言ってユウは部屋から出る、辺りは殆ど真っ暗で所々に火が灯っているがあまり明るいとは言えない。
少し歩いた所でユウは後ろにいる不審な気配に気付く。
《デュナミス、気が付いてるね?二人僕を付けてきている》
《その様ですね、ですが何時の者より気配を隠すのが下手ですね。それに…尾行するには少し不自然です》
《取り敢えず、その二人を無力化する。此処でファントムは不味いからインビジブル バインドの配置頼める?》
《了解です、ユウの転移に合わせて発動します》
《3…2…1…GO!》
途端にユウの姿が其処から消えた、後ろに付いていた者は驚き辺りを見渡しユウを探そうとするが一瞬で両手足をバインドされてしまう。
インビジブル バインド、それは完全ステルスの時限式バインドだ。ユウは自分の魔法に透明化の迷彩を施す事が出来、色々応用が利くので重宝している。そのバリュエーションとしてこのインビジブル バインドである。
そして消えたと思われたユウはその二人の後ろにいきなり現れ双銃のデュナミスを背中に突き付ける。
レアスキル 空間制御の空間転移だ。
ユウは転移する対象とその転移先までの座標、即ち距離が分かればその場所に転移する事が出来るのだ。距離が分からなくても一様転移は出来る。
「動かないで、と言ってもバインドされてるから動かせないだろうけど…ってなのはとフェイト⁉︎」
「にゃはは…流石は管理局のエース、バレてただけじゃなく捕まえて無力化までするなんて…」
「上手くいってたとおもったのになぁ、やっぱり103航空隊の副隊長は伊達じゃないね」
なんとユウを付けていたのは、なのはとフェイトだったようだ。
なのははバツが悪そうににゃははと笑っているし、フェイトは苦笑いを浮かべておりユウはため息を吐くしか出来なかった。
取り敢えずバインドを解除したユウ。
「それで、なんで僕の後を付けてきたの?」
「多分ユウならあの後、私たちに内緒で調査を始めるってなのはが言うから待ち伏せしてたら…」
「ユウが本当に出てきて後を付けてたけど見つかって今に至るっていう訳かな」
「はぁ、流石は僕と一ヶ月ツーマンセルを組んできただけあるよ…」
満更でも無さそうに笑っているなのはだがユウは褒めてる訳じゃないんだが…と思っている事は内緒だ。
「戻れって言っても…」
『私達は付いていくよ』
「ですよね…じゃあ絶対に僕から離れない事、いいね?」
『うん!』
無駄に息がぴったりななのはとフェイトだ。
それに離れないでと言われたのでフェイトは左腕に、なのはは右腕にしがみ付いた。
「えっと…遊びに行くんじゃないんだよ⁉︎」
「分かってるよ♪」
「うんうん、もちろんだよ♪」
絶対に分かってないだろと心で思うユウだった。
ユウも離れろとは言っているが両腕には、なのはとフェイトの柔らかくて、少し小さいがそれでもしっかりと柔らかさを感じる女性特有の部位が当たっておりヘタレさ全開で全く説得力が無かった。
此処は王宮の一室、ユウにウミリアに滞在する間用意された部屋である。
其処にベットに腰掛ける者とそれぞれソファーに腰掛けている者、3人がいた。
その3人はウミリア王、セネゲルとの護衛の話をして丸1日経っておりそれぞれ街で集めてきた情報を交換する為に集まっている。
「まず私は目ぼしい情報は無かったよ、特に此処最近王宮で変わった事もないし治安も安定してるみたい」
そう最初に言ったのはなのはだった。
なのはには此処最近でのウミリアでの政治の動きや事件などについて聞き込みをして貰ったのだが特にこれと言って目ぼしい情報は無かったようだ。
元々、ウミリアは治安も良く観光地としても有名なので其処らへんの事に関しては王も気を使っているようだ。
「じゃあ次は私だね、私は王宮で聞き込み……というか盗み聞きと言った方が正しいかな、そしたらどうやら最近になって流れる水が突然止まったり鮮度が落ちたりしてるみたい。けど機械の不調だったという事で今は解決してるらしいし、私もそれ以外は全然だったよ」
フェイトには王宮で聞き込み、ではなく此処に勤めている者や地位の高い者達の話を盗み聞きをして貰っていた。
聞き込みをしたところで全体が共犯の可能性がある以上、そういった手段を取って貰ったという訳だ。
フェイトが聞いてきた情報も大した物はなくそれ以外は殆ど世間話や雑談のようなものだったらしい。
「じゃあ次は僕だね、僕は政治で不正が無いかを資料なんかを見て確認して来たよ」
「えっ?そんな事が許されたの?」
フェイトが驚いたようにそう聞いてくる。
それもそうだ、本来そういう資料は国の情報がそのまま載っており幾ら調査しているとは言っても国家機密を教えるとは思えなかった。
「まぁ其処は企業秘密だよ、僕の魔法で隠れてちょちょっとね」
「何それ?物凄く気になるんだけど…」
「それ言っちゃうと僕がフェイトに捕まっちゃうじゃん」
「あっ、そうか」
なのはが気になると聞いてきたが此処でネタバレしてしまうと執務官であるフェイトであればその気になるとユウを捕まえれてしまうので敢えて此処は喋らない。
「ちょっ!そんなのどうやって見たの⁉︎」
「誰にも言わない?」
「うぅ、それは手段次第…かな」
「普通に忍び込んで見てきたよ」
「えぇ!あの厳重な警備を抜けれたの⁉︎どうやって!」
「それこそ企業秘密だよ」
うう〜と唸りユウを睨み付けるフェイト。そんな風に睨み付けてもかわいいだけなのだが。それからしつこくフェイトはユウに質問していたが無駄だと悟り諦めた。
「まぁ、結果を言うとお金の出処もしっかりしていたし不正も殆ど見つからなかったよ。所々で重役の役員がお金をちょろまかしてたりしてるみたいだったけど、今回とは関係はないみたいだよ」
「じゃあ今回は手掛かり無しかぁ〜」
「そうだね、いつ襲撃が来るかも分からないし来ないかも知れないけど何かある筈だよね?」
「ああ、必ず僕たち103航空隊が此処にいる間に何か起こる筈だ。襲撃は事前に防ぐ事は難しいがそれ以外なら僕たちが何としても防がなければならない、取り敢えず今日は解散して明日からまた頑張ろう」
取り敢えず今日の所は解散となりまた明日から調査を再開するという事で纏まりなのはとフェイトは部屋を出て行き、この部屋にはユウとデュナミスだけとなった。
「デュナミス、やはり怪しいのは…」
[生命の湧き水、ですね]
2人は今回の事を振り返りやはり怪しいのは生命の湧き水だと推測した。
「僕たちを中に入れないのも引っかかる、守るべき物なら近くで守るべきだというのに」
[そうですね、それにフェイトさんも言ってたように何やら不調があったようですし、あれは単なる機械の不調とは考えにくいです]
そう守るべきなら部屋の中にも護衛を置くべきだし何となくセネゲルはユウをその部屋から遠ざけようとしてる様にも感じられた。現にユウは隊員が地下に居るにも関わらず、入れて貰えなかったしこのタイミングで機械の不調が起こるとも考えにくい。
「動くならやっぱり…」
[なのはさん達が居ない今、ですね]
外は完全に日が沈んでおり時間的にもタイミングが良かった。
それになのは達が居ると逆にやりにくいし、何より危険だ。何があってもユウは守ろうとするだろうがそれでも何が起こるか分からない以上危険な所にわざわざ連れて行く必要もないだろう。
「じゃあ早速地下の生命の湧き水の場所に行ってみよう」
[了解です、部屋までの道のりは分かりますね?]
当然だと言ってユウは部屋から出る、辺りは殆ど真っ暗で所々に火が灯っているがあまり明るいとは言えない。
少し歩いた所でユウは後ろにいる不審な気配に気付く。
《デュナミス、気が付いてるね?二人僕を付けてきている》
《その様ですね、ですが何時の者より気配を隠すのが下手ですね。それに…尾行するには少し不自然です》
《取り敢えず、その二人を無力化する。此処でファントムは不味いからインビジブル バインドの配置頼める?》
《了解です、ユウの転移に合わせて発動します》
《3…2…1…GO!》
途端にユウの姿が其処から消えた、後ろに付いていた者は驚き辺りを見渡しユウを探そうとするが一瞬で両手足をバインドされてしまう。
インビジブル バインド、それは完全ステルスの時限式バインドだ。ユウは自分の魔法に透明化の迷彩を施す事が出来、色々応用が利くので重宝している。そのバリュエーションとしてこのインビジブル バインドである。
そして消えたと思われたユウはその二人の後ろにいきなり現れ双銃のデュナミスを背中に突き付ける。
レアスキル 空間制御の空間転移だ。
ユウは転移する対象とその転移先までの座標、即ち距離が分かればその場所に転移する事が出来るのだ。距離が分からなくても一様転移は出来る。
「動かないで、と言ってもバインドされてるから動かせないだろうけど…ってなのはとフェイト⁉︎」
「にゃはは…流石は管理局のエース、バレてただけじゃなく捕まえて無力化までするなんて…」
「上手くいってたとおもったのになぁ、やっぱり103航空隊の副隊長は伊達じゃないね」
なんとユウを付けていたのは、なのはとフェイトだったようだ。
なのははバツが悪そうににゃははと笑っているし、フェイトは苦笑いを浮かべておりユウはため息を吐くしか出来なかった。
取り敢えずバインドを解除したユウ。
「それで、なんで僕の後を付けてきたの?」
「多分ユウならあの後、私たちに内緒で調査を始めるってなのはが言うから待ち伏せしてたら…」
「ユウが本当に出てきて後を付けてたけど見つかって今に至るっていう訳かな」
「はぁ、流石は僕と一ヶ月ツーマンセルを組んできただけあるよ…」
満更でも無さそうに笑っているなのはだがユウは褒めてる訳じゃないんだが…と思っている事は内緒だ。
「戻れって言っても…」
『私達は付いていくよ』
「ですよね…じゃあ絶対に僕から離れない事、いいね?」
『うん!』
無駄に息がぴったりななのはとフェイトだ。
それに離れないでと言われたのでフェイトは左腕に、なのはは右腕にしがみ付いた。
「えっと…遊びに行くんじゃないんだよ⁉︎」
「分かってるよ♪」
「うんうん、もちろんだよ♪」
絶対に分かってないだろと心で思うユウだった。
ユウも離れろとは言っているが両腕には、なのはとフェイトの柔らかくて、少し小さいがそれでもしっかりと柔らかさを感じる女性特有の部位が当たっておりヘタレさ全開で全く説得力が無かった。
ユウ…なんて羨ましい!
げふんげふん、すみません取り乱しました。
次は戦闘を書ける所までいけたらと思いますので次も是非見てください。