英語初心者の多読におすすめ!サクッと読める1日1話の音声付き教材
英語の上達には多読が必要なのは分かるけど、なかなか続けられないということはありませんか?
長文読解の教材に載っている英文は面白くないし、ペーパーバック(英語本)は難しすぎたり話が長すぎたりするんですよね。
だから、なんとか多読を始めたいけど、どこから始めていいのか分からない。
そういうあなたのために、初心者でも多読を気軽に始められる本を紹介します。
この本には、英語学習者向けに書かれた500話を超える短編が収録されていて、それぞれのストーリーは約150語で書かれています。
しかも、ウェブサイトにはネイティブ音声が無料で公開されていて、いつでも聞くことができます。
この本は、英語の初心者でも効果的かつスムーズに多読ができるように、以下のように作られています。
- Amazon Kindle電子書籍リーダーで読める。
- スマートフォンのKindleアプリで読める。
- ウェブサイトで読める(パソコン・スマホ)。
- 1話が短いので印刷して読める。
- ネイティブ音声を聞いて発音を学ぶことができる。
だから、1日1話だけ読んだり、通勤のときに1話読んで帰宅のときにオーディオを聞くなど、忙しい人でも気軽に始めることができます。
多読をすると、リーディングが上達するだけでなく、英会話のスキルやリスニング力も総合的に伸びます。
英語力アップに欠かせない勉強法なので、ぜひ取り入れてください。
目次
英語を多読する効果
英文を多読すると、英語力アップに大きな効果があります。
具体的に言うと、直接的には以下の効果があります。
- 文法に従って訳さなくても、左から右に読みながら理解できるようになる。
- リーディングのスピードが速くなる。
- 単語を自然に覚えられる。
- 単語を見たときに、すぐに意味が分かるようになる。
- TOEICのリーディングのスコアが上がる。
上記はリーディングに直接的に関係する効果ですが、副次的には以下のようにリーディング以外にも効果があります。
- 英語の語順のまま理解できるので、リスニングが上達する。
- 表現力が伸びるので、英会話力が伸びる。
英語の勉強というと、文法と単語を覚えたら、後は英会話フレーズを覚えたり、オーディオ教材を聞いたりすることが多いと思います。
でも、多読もとても効果のある勉強法です。最初は1日10分程度でもいいので始めてみましょう。
初心者の多読におすすめの本
書店の英語教材のコーナーやネット上には、たくさんの多読教材がありますが、今回紹介するのは「English Learner 500 Short Stories for Beginner-Intermediate」です。
この本は、英語の初級者から中級者向けに書かれた多読用の本で、1話150語くらいのストーリーが500話以上も収録されています。
ストーリーには、現実生活からかけ離れたような内容ではなく、筆者や友人に起こった日常の出来事が書かれています。
だから、読んだ内容をそのまま日常会話に応用できるような部分がたくさんあります。
ストーリー自体がワクワク、ドキドキするほど面白いかというと、たったの150語程度のストーリーなので、それほどワクワクするような話はありません。
でも、日常の一場面を切り取って、誰にでも起こりそうな「あるある!」というような共感を覚えるストーリーです。
だから、英文読解の問題集を読むときみたいに気合いを入れなくても、無理なく気軽に読むことができます。
なお、英文のほとんどは、中学で習うレベルの簡単な単語と簡単な文法を使って、少ない単語数で書かれています。
英文を読むことに慣れていなければ、最初は少し時間がかかるかもしれませんが、英文自体はシンプルなので慣れてくればスイスイ読めるはずです。
この本を無料で読むには
この本は、以下のページで読むことができます。
http://eslyes.com/nyc/contents.htm
見た目のデザインはイマイチのサイトですが、内容はしっかり作られています。
下にスクロールすると以下のようにストーリーのタイトルが表示されるので、読みたいタイトルをクリックしてください。
すると、以下のような画面が表示されるので、ストーリーを読むか、再生ボタンを押してオーディオを再生します。
これだけです。実に簡単!
Kindle電子書籍リーダー/Kindleアプリで読むには
この本をKindleリーダーで読むには、以下のページ(amazon)で書籍をダウンロード購入します(109円)。
⇒ English Learner 500 Short Stories for Beginner-Intermediate(amazon)
ウェブサイトで無料で読めるのに、どうしてお金を払ってKindleで読まなきゃいけないんだ?と思うかもしれないですね。
Kindleで英文書籍を読むメリットは、意味を知りたい単語を選択するだけで自動的に辞書を引くことができることです。
上の画像では、「driven」という単語を選択したら、ポップアップウィンドウが開いてプログレッシブ英和中辞典の「driven」の項目が自動的に表示されました。
これはWindows用のKindleアプリの画面ですが、KindleリーダーやスマートフォンのKindleアプリでも同じことができます。
だから、知らない単語があってもわざわざ辞書を引くために読書を中断する必要がありません。
「本はぜったいに紙の書籍がいい」という「こだわり」がある人が多いという話を聞きますが、電子書籍には辞書検索やメモなどの機能が付いているので、英語学習にはとても便利です。
まだKindleを使ったことがないなら、まずは無料のKindleアプリを使ってみてはいかがでしょうか。
多読のやり方
英文を多読するときは、あまり難しいことを考えずに楽しみながら読んでください。
英文読解の問題集に載っている難しくて面白くないストーリーを読んでも苦しいだけで頭に入りません。
読みやすくて楽しいストーリーを楽しみながら読む方が頭に入るので、ずっと効率よく勉強できます。
それに、三日坊主にならずに続けられるので、グングン英語力が伸びていきます。
多読の効果が倍増する勉強法
英文をたくさん読むだけでも英語力アップに効果があります。
でも、このページで紹介したストーリーにはネイティブ音声が付いているので、リスニングとスピーキングの練習もいっしょにしてしまいましょう。
やり方は以下のとおりです。
- 英文を読む(意味が分からない単語は調べる)。
- オーディオを聞く。
- 英文を見ながら声に出して言う。
オーディオで聞いたとおりにマネをして、ぜんぶ覚えるまで繰り返します。
こうすることで、リスニングとスピーキングの練習にもなります。
また、目と耳と口を使って学習できるので、ただ読むだけとか、ただ聞くだけのときより、学習効果が何倍にもなります。
もっと長いストーリーを読みたい場合は
この本(ウェブサイト)で読めるのは、150語程度の短いストーリーだけですが、慣れてきたらもっと長いストーリーにも挑戦しましょう。
長い英文を読むには、ラダーシリーズがおすすめです。
ラダーシリーズは、世界の名作を英語学習者向けに書き直した書籍です。
TOEICスコアや英検の級を目安にして、自分にあったレベルの書籍を選ぶことができます。
たとえば、TOEIC 400点~500点レベルの人なら、「ジキルとハイド」、「ローマの休日」、「銀河鉄道の夜」などたくさんの本があります。
TOEIC 600点~700点レベルの人なら、アガサ・クリスティーの小説やスティーブ・ジョブズの本などはどうでしょうか。
また、オーディオを聞きたい場合は、別売りで購入することができます(オーディオがある本とない本があります)。
ラダーシリーズの本は1,000円程度、オーディオは600~700円です。
好きな本を楽しみながら英語力アップできることを考えると、安い投資ではないでしょうか。
まとめ:多読は楽しむことが一番
リーディングや長文読解などと言うと、受験勉強のときの記憶がよみがえって、「難しいから嫌だなあ」「面倒くさいなあ」と思うかもしれません。
でも、楽しい本を選んで読めば、多読を楽しみながら読解力アップできます。
リーディングが上達すれば、海外のウェブサイトで仕事や趣味の情報を集めたり、海外の小説を原文のまま楽しんだりすることもできます。
ここで紹介した多読の練習は、あまりお金をかけずにできるので、ぜひ挑戦してください。
なお、読解力を伸ばすコツと、英語力が中級以上の人におすすめのリーディング教材については、以下のページで紹介しています。
ぜひ参考にしてください。