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NHK 各地のニュース
広島県のニュース
NHK広島放送局

女子大学生画像は死亡後撮影か

7年前島根県浜田市で女子大学生が行方不明になり、広島県で遺体が見つかった事件で、関与した疑いがもたれている男の関係先から見つかった画像は、被害者が死亡したあとで撮影されたものだったことが、警察への取材で分かりました。警察は事件への関与を示す有力な証拠とみて、20日殺人などの疑いで書類送検する方針です。
平成21年10月、島根県浜田市で、県立大学の1年生だった平岡都さん(19)の行方が分からなくなり、その後、広島県北広島町の山で遺体の一部が見つかりました。
警察は遺体が見つかった2日後に、山口県内で起きた交通事故で死亡していた30代の会社員の男が事件に関わった疑いがあるとみています。
これまでの調べで、男の関係先で見つかったデジタルカメラなどから、行方が分からなくなったあとの女子大学生の画像のデータが見つかっていますが、画像を解析した結果、女子大学生が死亡したあと、男が当時の自宅の風呂場で撮影したものだったことが分かったということです。
また、死因について詳しく調べた結果、窒息死と分かったということです。
警察は画像が男の事件への関与を示す有力な証拠とみて、あす殺人などの疑いで書類送検する方針です。
島根、広島の両県警の合同捜査本部は、のべ31万人の捜査員を動員して捜査を進めてきましたが、有力な手がかりが得られないまま7年が経過していました。
捜査はなぜここまで長期化したのでしょうか。
警察は被害者の交友関係や接点のある人物についても捜査を行いましたが、関与の疑いが持たれている男は被害者と面識はなかったとみられ携帯電話の通話やメールなどの通信の記録もありませんでした。
また、被害者の行方がわからなくなった現場の周辺は、都市部と比べて道路沿いの防犯カメラが少ないことも影響したとみられています。
被害者の姿が確認できたのは、アルバイト先のショッピングセンターを出る際、店の防犯カメラに映っていたのが最後でした。
1キロ余り離れた大学の寮まで道路沿いや周辺の防犯カメラには映っておらず、その後の足取りは確認できないままでした。
さらに遺体が見つかった現場などに残された遺留品もごくわずかでした。
このうち遺体に付着したポリ袋は警察が分析したところ、広島県の一部の地域に電話帳を配布する際に使われた袋とわかり、捜査員を派遣して空き家の捜索などを行いましたが手がかりは得られませんでした。
さらに男の実家があった山口県下関市にも同じタイプの袋を使って電話帳が配布されていましたが、確認されたのは最近になってからでした。
また警察は遺体の状況や残忍な手口などから特定の犯人像を描いて捜査を進めていましたが、捜査関係者によりますと関与が疑われている男とは異なっていたということです。
さらに被害者の行方が分からなくなった前後に、浜田市の現場付近を通った車の捜査も行われましたが、車のナンバーが記録されたデータを改めて分析した結果、当時男が使用していた車が含まれていたことがことしになってわかったということです。
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