LGBTの子どもの体験まとめた漫画 大きな反響
LGBT=セクシュアルマイノリティーの子どもたちが、学校で体験したいじめや差別を漫画にしてまとめた報告書が反響を呼び、作成した人権団体にこれまでにない数の問い合わせが寄せられています。
「出る杭は打たれる」というタイトルの報告書は、東京に事務所がある国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」がLGBTの子どもたちから話を聞いて作りました。
その中では、レズビアンの女性が高校のスピーチコンテストで同性愛をテーマにしようとしたところ、「学校が悪く言われるのでテーマを変えるように」と教師から言われたことや、高校時代ゲイであることを公表した男性が、「お前と話すとこちらまでゲイと疑われる」と教師に冷たく言われた姿を漫画で描いています。
学校での差別をわかりやすく説明したこの漫画は去年5月に完成し、インターネットで公開したところ、教育委員会などから問い合わせが相次ぎ、すでに5300冊以上を配布しました。ヒューマン・ライツ・ウォッチでは人権に関するさまざまな報告書を作っていますが、これまでにない反響の大きさだということです。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗さんは「反響の大きさは教師も子どもへの対応に悩んでいる現状の裏返しと思う。LGBTについての研修を義務づけるなど、学校側の対応が求められている」と話しています。
その中では、レズビアンの女性が高校のスピーチコンテストで同性愛をテーマにしようとしたところ、「学校が悪く言われるのでテーマを変えるように」と教師から言われたことや、高校時代ゲイであることを公表した男性が、「お前と話すとこちらまでゲイと疑われる」と教師に冷たく言われた姿を漫画で描いています。
学校での差別をわかりやすく説明したこの漫画は去年5月に完成し、インターネットで公開したところ、教育委員会などから問い合わせが相次ぎ、すでに5300冊以上を配布しました。ヒューマン・ライツ・ウォッチでは人権に関するさまざまな報告書を作っていますが、これまでにない反響の大きさだということです。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗さんは「反響の大きさは教師も子どもへの対応に悩んでいる現状の裏返しと思う。LGBTについての研修を義務づけるなど、学校側の対応が求められている」と話しています。