村瀬信也
2017年1月13日00時13分
将棋の加藤一二三(ひふみ)九段(77)が、史上最年長の対局記録を更新した12日の対局で敗れた。加藤九段は終局後、取材に対し、次のように語った。
――今日の将棋について。
以前、森内俊之九段と指した将棋になった。随分、出なかった形で、うまい作戦をやられたかもしれない。
――史上最年長の対局だった。
元気で対局できたことには感謝したい。当たり前ではないと言えば、当たり前ではないこと。元気で戦ってきたことについては良かった。
――今後について。
今日は負けたが、意欲を持って歩んでいきたい。まだ対局できる健康体。これからも将棋を中心に活躍していきたい。自分としては、対局しても疲労困憊(こんぱい)になるということはない。しかし、残念ながら結果がついてこない。
――順位戦は今日の敗戦で1勝7敗となった。
現実はよく認識して戦ってきた。全力で戦ってきた結果。全力投球してきた結果。これからも私が生きる上での気持ちは変わるが、新しい意欲を持って人生の旅路を歩んでいきたい。(村瀬信也)
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