日本とロシアの議員交流活発化で一致

自民党の参議院議員で作る議員連盟がロシアを訪問して、プーチン大統領に近いマトビエンコ上院議長と会談し、両国の議員交流を活発化させていくことで一致しました。
日ロ関係をめぐっては、安倍総理大臣が北方領土問題を含む平和条約交渉の加速化に向けて、ことし前半にロシアを訪問する意向を示しています。

こうした中、自民党の参議院議員で作る議員連盟のメンバー10人がロシアを訪問していて、12日にモスクワで、プーチン大統領に近いマトビエンコ上院議長と会談しました。

この中で、議員連盟の会長を務める世耕ロシア経済分野協力担当大臣が、日ロの首脳間で地域間交流の重要性が確認されていると指摘したうえで、「交流を進めるためには、地域に根ざして活動している議員の連携が極めて重要だ」と述べました。

マトビエンコ議長も「交流を継続することが非常に大事だ」と応じ、両国の議員交流を活発化させていくことで一致しました。

また、マトビエンコ議長は、上院議会に日ロの議員交流を深めるための協議会が設置され、会長には上院で国際問題を担当するコサチョフ委員長が就任し、現在30人以上の議員が所属していることを明らかにしました。