01月12日 19時17分
アダルトサイトを利用した愛知県岡崎市の女性のパソコンをコンピューターウイルスに感染させて、利用料を求める画面が表示され続けるようにしたとして、インターネット広告代理店の役員の男ら9人が逮捕されました。画面を消すには料金の支払いが必要で、警察は、全国の1万5000人から、約10億円を集めていたとみて調べています。
逮捕されたのはインターネット広告代理店の役員で、東京・新宿区の村本貴胤容疑者(60)ら9人です。
警察の調べによりますと、村本容疑者らは、去年5月、「AVIDOL」というアダルトサイトを利用した岡崎市の女性のパソコンをコンピューターウイルスに感染させ、サイトの利用料を求める画面を表示され続けるようにしたとして不正指令電磁的記録共用の疑いがもたれています。
動画を閲覧しようとすると、不正なプログラムがダウンロードされ、パソコンの設定が変更される仕組みだったということです。
警察によりますと、調べに対し、村本容疑者ら5人は容疑を否認し、ほかの4人は認めているということです。
画面を消すためとして、利用者に10万円から20万円程度利用料金を請求していて、これまでの調べで、管理する40ほどの口座に、全国の1万5000人から約10億円が入金されていたということです。
警察は詳しいいきさつを調べています。
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