01月11日 19時56分
愛知県はインフルエンザの患者が急激に増え、1つの医療機関あたりの患者数が30人を超える地域があることから、11日、今シーズン初めてのインフルエンザ警報を出して、マスクの着用や手洗いなど予防対策の徹底を呼びかけています。
愛知県によりますと、1月8日までの1週間に、春日井保健所、知多保健所、衣浦東部保健所の3つの保健所の管内にある29の医療機関の平均で、インフルエンザの患者数が、国が定めた警報基準の30人を上回りました。
このため、愛知県は、11日、今シーズン初めてのインフルエンザ警報を出しました。
愛知県でインフルエンザ警報が出されるのは去年の2月3日に比べて20日余り早くなっています。
一方、名古屋市でもインフルエンザの患者が増加していて、市が70の医療機関で行っている調査で、1つの医療機関あたりの患者数が10人を超えたため、市は11日、今シーズン初めてのインフルエンザ注意報を出しました。
愛知県によりますと、今シーズンはA型のインフルエンザが流行していて、38度以上の発熱や頭痛、関節痛や筋肉痛などの全身の症状が、突然現れ、子どもや高齢者、免疫力の低下している人が感染すると肺炎になるなど重症化するおそれがあります。
愛知県はせきなどの症状がある場合はマスクを着用すること。
外出後には石けんで手を洗うこと。
室内では適度な湿度を保つこと。
十分な休養とバランスの取れた食事を心がけることなど、予防対策を徹底するとともに、かかった時は早めに医療機関を受診することなどを呼びかけています。
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