01月11日 19時56分
去年10月、愛知県岡崎市の新東名高速道路で、故障して停車していた観光バスにトラックが追突し、バスの運転手2人が死亡した事故で、ハンドル操作が十分にできない状態でバスを走らせたとして、警察はバスの運行会社と死亡した2人の運転手などを道路交通法違反の疑いで書類送検しました。
去年10月、岡崎市の新東名高速道路の上り線で、故障して道路脇に止まっていた観光バスにトラックが追突し、外に出ていた運転手2人が死亡しました。
警察の調べによりますと、バスは車輪の一部が故障し、ハンドル操作が十分にできない状態になっていたということです。
運転手が異常に気づき運行会社に連絡したものの、会社からの指示で、そのまま約100キロ走らせたということで、警察は大阪・浪速区のバス運行会社、中央交通バスと、死亡したいずれも50代の2人の運転手などを道路交通法違反の整備不良の疑いで書類送検しました。
バスは、東京ディズニーシーなどに向かっていて、追突事故で乗客27人のうち、6人がけがをしました。
中央交通バスは「簡単な修理で直ると思いうかつな判断に非常に責任を感じています。今後は安全な運行に努めます」と話しています。
この事故をめぐっては追突した側のトラックを運転していた58歳の男が過失運転致死傷の罪で起訴されています。
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