NHKニュース7 2017.01.12


ようやく開かれた会見は、荒れもようになりました。
日本では株価が値下がり。
波紋が広がっています。
こんばんは。
ニュース7です。
まず、雪のニュースです。
強い冬型の気圧配置の影響で、きょうも北日本では所によって猛吹雪になりました。
そして、おとといから降り続く雪で、積雪が増えています。
1メートル以上を示す青色の場所が目立つほか、2メートル以上の紫色もあります。
さらに、大学入試センター試験がある土日にかけては、東日本と西日本でも雪が降り、局地的に大雪となる見込みで、交通への影響に警戒が必要です。
午後5時現在の積雪が47センチとなっている新潟県湯沢町です。
スキー場の駐車場に車を止めて、スノーボードをするため、山に入った神奈川県の男性2人と、おとといから連絡が取れなくなっています。
警察によりますと、提出された入山届には、新雪が積もったままの山を滑る、バックカントリーをすると記されていたということです。
警察と消防は、2人が遭難したと見て捜索を行いましたが、天候の悪化で中断。
回復を待って、あす以降、捜索を再開する方針です。
北日本では、きょうも所によって猛吹雪となりました。
また北日本の日本海側と、新潟県の山沿いを中心に、大雪に。
午後6時の積雪は、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で2メートル39センチ、山形県の大蔵村肘折で2メートル7センチ、北海道の幌加内町朱鞠内で1メートル78センチなどとなり、こうした地域ではこの48時間で、70センチから1メートル前後、積雪が増えています。
北海道では吹雪で見通しが利かない道路で、大型バスを含む車8台が次々と衝突。
また、鹿追町では、軽自動車と大型トラックが正面衝突。
軽自動車の男性が、意識不明の重体になっています。
警察は、現場の状況などから、軽自動車が対向車線にはみ出したと見て、詳しい原因を調べています。
今後の見通しです。
あすの夕方までに降る雪の量は、いずれも多い所で新潟県で80センチ、東北で70センチ、北陸と東海で60センチ、関東北部と長野県で40センチなどと予想されています。
また、その後も雪の量が増える見込みで、あすの夕方からあさっての夕方にかけては、新潟県で80センチから1メートル、東海と北陸で60センチから80センチ、関東北部と長野県で50センチから70センチ、東北の日本海側のほか、近畿北部と中国地方のいずれも山沿いで、40センチから60センチなどと予想されています。
大雪による交通への影響に警戒するとともに、雪崩にも十分注意してください。
そして週末にかけては、東日本と西日本にも、寒気が流れ込む見込みです。
大雪や猛吹雪に警戒が必要な時間帯の目安です。
多くの地域で、あさって14日から15日にかけて警戒が必要です。
ご覧のように、東海や近畿、中国、四国などの平野部でも、雪が降り、局地的に大雪となるおそれがあります。
備える動きも出ています。
名古屋市内のホームセンターに来ています。
こちらではけさ、急きょ、雪かき用のスコップを用意しました。
この店では、店頭の目立つ場所に、スコップや路面の凍結を防ぐ薬剤の売り場を設けました。
14日と15日には、大学入試センター試験が行われます。
心配される雪の影響。
会場の準備を進める担当者は。
国土交通省は、大雪に対する緊急発表を行い、大雪が予想される地域では、不要不急の外出は控えるとともに、車には冬用のタイヤやチェーンを早めに装着し、立往生を避けるよう呼びかけています。
次です。
涙も見せながら、任期最後の演説を終えたアメリカのオバマ大統領。
一夜明けて、今度はトランプ次期大統領が、選挙後初の記者会見を開きました。
オバマ政権からの政策転換を前面に打ち出したトランプ氏。
メディアと激しく対立する場面もあり、その姿勢に不安も広がっています。
会見が行われたのは、ニューヨークのトランプタワー。
抗議活動する市民の姿も。
会見場となったロビーは、300人以上の報道陣であふれ返りました。
選挙後初めての記者会見を開いたトランプ次期大統領。
アメリカの利益を最優先に確保していく姿勢を強調しました。
しかし会見では、一部メディアとのやり取りで、攻撃的な姿勢を見せる場面も。
トランプ氏は会見後、ツイッターでこう発信。
きょうはすばらしい記者会見だった。
偽のニュースを流すメディアも数社いたが、人々は何が起きているかよく分かっただろう。
そして今回の会見で、最も取り上げられたのは、ロシアとの関係でした。
去年の大統領選挙で、ロシアがサイバー攻撃を通じて干渉したとされる問題について、トランプ氏は、ハッキングはロシアがやったと思うと、初めてロシアの関与を認めました。
一方で、ロシアとの関係改善については、意欲を示しました。
世界が注目した記者会見。
ロシアでは好意的に伝えられました。
イギリスBBCは、皮肉交じりにこう伝えました。
日本では、今回の会見について。
トランプ氏の言動を分析している専門家は。
今回の会見で、トランプ氏が名指しして取り上げた国が4つあります。
この4か国に対し、トランプ氏は会見でどう発言したのか見ていきます。
まず、ロシアについて。
ご覧いただいたように、トランプ氏は、サイバー攻撃の関与を認めたものの、関係改善に意欲を示しました。
中国については、経済面に加え、南シナ海に巨大な要塞を築くことで、アメリカに大いにつけ込んでいると批判。
これに対し、中国外務省の報道官は、中国はみずからの領土で正常な活動を行う権利を持っており、非難されるいわれはないと反論しています。
そして、メキシコについては、すぐに国境沿いに壁を建設。
メキシコが費用を支払うと述べました。
そして、日本について、トランプ氏はこう発言しました。
会見でトランプ氏は、日本を名指しして貿易の不均衡を是正する必要があると訴えました。
せーの、よいしょ!
企業の経営者からは、懸念の声も聞かれました。
メキシコに2つの工場がある自動車部品メーカーです。
自動車メーカーがメキシコで新しい工場を建設しているのに合わせて、工場を拡張しています。
トランプ氏が記者会見で、貿易の不均衡を是正し、アメリカの利益を最優先に確保する姿勢を改めて強調したことで、今後の関税の引き上げなどに警戒感を示しています。
トランプ氏の記者会見を受け、きょうの東京株式市場は、幅広い銘柄が売られ、日経平均株価は一時、きのうより300円近く値下がりしました。
一方、東京外国為替市場は、経済政策の具体的な内容に言及しなかったことへの失望感から、値上がりしていたドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は大きく値上がりしました。
オバマ政権から大きく政策転換する姿勢を前面に打ち出したトランプ氏。
大統領に就任するのは、来週20日です。
そのトランプ新政権が発足するのを前に、安倍総理大臣は、アジア太平洋地域の主要国との緊密な連携を確認するため、きょうからフィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムの4か国を歴訪しています。
最初の訪問国、フィリピンで安倍総理大臣は、ドゥテルテ大統領と会談。
フィリピンのインフラ整備を支援するため、今後5年間で1兆円規模の支援を行うことを表明するとともに、海洋における法の支配や、紛争の平和的解決の重要性を確認しました。
4か国歴訪をスタートした安倍総理大臣。
きょう午後、最初の訪問国であるフィリピンに到着しました。
歓迎式典のあと、ドゥテルテ大統領との首脳会談に臨みました。
会談で安倍総理大臣は、フィリピンのインフラ整備を支援するため、ODAと民間投資を含め、今後5年間で1兆円規模の支援を行うことを表明するとともに、効率的な支援に向けて、両国政府による合同委員会を発足させることを伝えました。
また、ドゥテルテ大統領が重要視している麻薬対策で、治療施設の整備や、更生プログラムの作成など、日本のノウハウを提供する方針を伝えました。
さらに両首脳は、南シナ海を巡る問題で、海洋進出の動きを強める中国を念頭に、海洋における法の支配や、紛争の平和的解決の重要性を確認しました。
会談終了後、安倍総理大臣は。
安倍総理大臣がことし初めての外国訪問に、アジア太平洋地域の主要国の歴訪を選んだのは、日本が地域の平和と安定に向けて主導的な役割を果たしたいというねらいがあるからです。
今月20日に就任するアメリカのトランプ次期大統領が、この地域を重視する政策を引き継ぐのかどうか、必ずしも見通せない中、中国が海洋進出の動きを強めている状況は、各国の安全保障上の懸案となっています。
安倍総理大臣としては、各国の首脳との会談で、信頼関係の強化を図るとともに、この地域の主要国との橋渡し役として、アメリカをつなぎとめる役割を果たしたい考えです。
そしてもう一つ、外交を巡るニュースです。
過去における日本と各国の交渉の記録、外交文書が公開されました。
今回明らかにされたのは、こちらです。
日中関係です。
1983年、中国の胡耀邦総書記が、初めて日本を訪問。
当時の中曽根総理大臣と会談しました。
このとき、日本の自衛力の増強について、意見が交わされていたことが分かりました。
中国トップの反応はどうだったんでしょうか。
中曽根元総理大臣がこう振り返った、胡耀邦総書記との日中首脳会談。
会談があった1983年は、日中国交正常化から11年。
日本は戦後の高度経済成長を果たし、世界第2の経済大国として、西側世界での地位を確かなものにしていました。
一方の中国は、文化大革命の混乱のあと、経済は疲弊。
前の年に就任した胡耀邦総書記が、経済発展を目指して、改革開放政策を推し進めていたころです。
こうした中で行われた日中首脳会談で、日本の防衛政策、中でも自衛力の増強について話し合われていたことが明らかになりました。
外務省がきょう公開した外交文書では、中曽根総理大臣が、わが国は憲法の範囲内で、必要な自衛力を整備するが、他国に攻め込むような力は絶対に持たないなどと説明。
これに対し、胡総書記は、中国は、日本が経済的に繁栄し、政治的には平和を愛する自衛力を備えた大国となることを希望し、この目標に向かって進むことを支持する。
日本が適当に自衛力を増強させることに、中国は反対しないと応じました。
その上で、ただし、どの程度まで拡大するかはアジア全体が注目し、不安を持っている。
自分としては、今世紀末から21世紀初めにかけては、いかに日本が自衛力を拡大させようと、中国と戦うことにはならないと信じるなどと述べ、自衛隊の活動や防衛予算の増額などの政策に、全面的に理解を示しました。
中曽根氏はこれまでの取材で、この当時のことについて次のように話しています。
外交史の専門家は。
ここまでお伝えしてきたニュース、こちらです。
続いては。
ガソリンと灯油、ともに値上がりが続いています。
資源エネルギー庁から調査を委託されている、石油情報センターによりますと、おととい時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売り価格は、去年、産油国が協力して減産に踏み切ると合意した影響で、全国平均で130.5円と、前回の調査より0.2円値上がりしました。
おととし11月以来、1年2か月ぶりの高値水準です。
また、灯油も18リットル当たり1387円と、前回の調査より16円値上がりし、こちらも1年2か月ぶりの高値となりました。
今月、77歳を迎えて、将棋界で史上最年長の棋士となった、加藤一二三九段。
きょう、最年長棋士として最初の対局に臨んでいます。
加藤九段は、昭和29年に、当時の史上最年少となる14歳7か月の若さでプロ棋士になり、名人や王位などのタイトルを、合わせて8期獲得するなど、将棋界を代表する棋士の一人として活躍しています。
きょうの対局は、夜に勝敗が決まる見通しです。
大相撲初場所は5日目です。
きのう初黒星を喫した横綱・鶴竜。
きょうは小結の高安と対戦しました。
2場所連続優勝を目指す横綱の鶴竜。
高安は今場所、2大関を破っています。
低い当たりから、出足は鶴竜。
きょうは突っ張りあいになった。
鶴竜、敗れて連敗です。
2連敗の鶴竜。
しっかり切り替えていきたいと、ことばを絞り出していました。
ここまで大関陣でただ1人4連勝の稀勢の里は、平幕・御嶽海との一番。
御嶽海はきのう、鶴竜を破り、2つ目の金星を挙げています。
互角の踏み込みでしたが、入れるか。
のど輪でおこす稀勢の里。
押し込んだ。
入った。
攻めた。
上手は取れない。
ここはしのいだ、稀勢の里。
先に上手。
稀勢の里が上手を引きました。
寄り切り、稀勢の里の勝ち。
稀勢の里5連勝。
中入り後の勝敗です。
新入幕の貴景勝は初白星。
佐田の海と蒼国来、貴ノ岩は5連勝です。
北勝富士は4勝目を挙げました。
栃煌山は初白星です。
角番の大関・琴奨菊は3敗目。
横綱・白鵬は5連勝です。
テニスの錦織圭選手。
今月16日に開幕する、四大大会の初戦、全豪オープンに向けて、マイケル・チャンコーチの下、現地で練習を行いました。
錦織選手はシード選手の試合も行われる会場で、およそ1時間練習しました。
きょうからチャンコーチが合流。
錦織選手は、前に出てきた相手を想定した練習で、チャンコーチの脇を抜く鋭いショットを、何度も見せていました。
一方、大会3連覇を目指す世界ランキング2位のジョコビッチ選手は、若手を相手に、ストロークの感触を確かめていました。
また、きょうは大会のシード選手が発表され、世界5位の錦織選手は、ランキングどおり第5シード。
準々決勝まで、自分より上位の選手とは当たりません。
あす、組み合わせが決まり、16日に開幕します。
気象情報をお伝えします。
あす以降、さらなる大雪に警戒が必要です。
あすは上空5000メートル付近に、マイナス36度以下の寒気が流れ込む予想です。
これは大雪の目安なんですが、あす夜にはもう1段階強い、マイナス42度という非常に強い寒気が流れ込んで、日曜日にかけて、この寒気が居座る予想となっています。
あす夕方にかけて多い所、東北から北陸の日本海側を中心に、40センチから80センチの雪が降る予想です。
また、土日はさらに雪が強まる予想で、災害につながるような大雪となるおそれもあります。
また、これだけ強い寒気が流れ込むと、太平洋側でも雪が降ります。
名古屋など平地でも雪が積もるおそれがありますので、ご注意ください。
では、あすの各地の天気です。
かつて読売ジャイアンツの左の投手として活躍した…2017/01/12(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
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▼トランプ氏が初の会見 その発言の衝撃度は?

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番組内容
夜7時、これさえ見れば1日が分かる。今日の日本・世界の今を、あなたのもとへ 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子

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