01月11日 12時31分
不適切な運営が発覚した三重県伊賀市の株式会社の高校で学校の運営会社が、学校を廃止するための申請書を伊賀市に提出しました。
来年度から同じ場所に新たに別の高校が開校する予定で、今後、引継ぎが本格化することになります。
伊賀市のウィッツ青山学園高校は、市が国の構造改革特区を利用して誘致した株式会社が運営する学校で、生徒をテーマパークに連れて行き、数学の授業を履修したことにするなど、不適切な運営が明らかになっていて、市は運営会社からの届け出を受けた上で、学校を今年度までで廃止する方針を固めていました。
市によりますと、10日、運営会社から学校を廃止するための申請書が郵送で提出されたということで、今後、審議会での議論を経て市では正式に廃止を認める見通しです。
市では来年度から同じ場所に鹿児島県の学校法人、神村学園の高校の分校を開校させて、在校生を受け入れることを決めていて、ウィッツ青山学園高校からの引継ぎ作業が本格化することになります。
伊賀市は4月上旬にも国に特区廃止の届出をする予定で、これを受けて市に置かれた構造改革特区は廃止されることになります。
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