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東山動物園、13日再開 「鳥たちの尊い命忘れない」

 鳥インフルエンザの発生で動物園エリアを休園していた東山動植物園(名古屋市千種区)は12日、約1カ月ぶりの再開を前に、来園者を出迎える最終準備を報道陣に公開した。再開は13日午前9時で、3日間は動植物園と東山スカイタワーを無料開放する。

 正門近くに再開を告げる案内板や、開園80周年イベントが始まる3月18日に向けたカウントダウンの掲示板を用意。園内全域に消毒剤を散布した後の清掃作業は既にほぼ終えている。午後1時半からは、昨年11月下旬以降に鳥インフルなどで死んだコクチョウやシジュウカラガンなど12羽の慰霊祭があった。黒辺雅実・動物園長が「鳥インフルエンザを再び発生させないよう、みんなで全力を挙げる。鳥たちの命の尊さを絶対に忘れることはない」と述べ、園職員らが黙とうをささげた。

 動物園エリアは12月11日から休園していたが、防疫措置を済ませ、飼育している鳥類に異常がないことを確認。鳥と触れ合える「バードホール」や「小鳥とリスの森」を除き、再開を決めた。

(中日新聞)

鳥インフルエンザで死んだ鳥を慰霊する関係者ら=12日午後、名古屋市千種区の東山動植物園で

鳥インフルエンザで死んだ鳥を慰霊する関係者ら=12日午後、名古屋市千種区の東山動植物園で

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