日本マクドナルドは12日、「プレミアムローストコーヒー(ホット)」を16日からリニューアルすると発表した。2008年に発売し、100円で飲める手軽な本格コーヒーとして人気を集めたが、その後コンビニ各社が参入し、客を奪われていた。5年ぶりのリニューアルで100円コーヒーの元祖が巻き返しを図る。
新コーヒーはこれまでのブラジル産、コロンビア産、グアテマラ産の豆に加え、フルーティーな香りが特徴のエチオピア産の豆も追加。より華やかな香りが楽しめるようにしたのが特長だ。品質を向上させる一方で価格はSサイズで100円のまま据え置く。
同社は08年に原材料の豆から見直した「プレミアムローストコーヒー」を100円で発売。08年は前年比3割増の2億6千万杯を販売し、集客力向上につながった。
「100円コーヒーの先駆け」(同社)として人気を集めたが、その後にコンビニコーヒーが台頭。13年にセブン―イレブン・ジャパンが参入すると一気に普及し、コンビニ大手5社で14年度は合計15億杯を販売するまでに成長した。
今回のリニューアルで巻き返しを図るため、16日から5日間、全店で午前7~10時の間にSサイズコーヒーを無料で配布するキャンペーンも展開する。一度試飲をしてもらい、他社に流れた顧客を呼び戻すのが狙いだ。
品質問題で傷ついたブランドイメージも徐々に回復し、昨年12月の既存店売上高は問題発覚以前の水準にほぼ戻った。新コーヒー投入でこの勢いを加速させられるかに注目が集まる。(小沼義和)