先日一緒にいた友人がした話。
「もうね、日本のテレビの時代は完全に終わりましたね」
聞くと、新しいテレビを買ったそうなのです。有機ELテレビで55インチ。すごいですね~高そうですね~、いえいえ、意外と安く買いました、なんて話をしている中での会話。
韓国のLGのテレビだったので、世界で発売されているテレビと同じように、もうスマートテレビ化が進んでいるようで、その友人が自分のスマホでYouTubeの検索をしようとしたところ…
「画面をYouTubeに接続しますか?」
とテレビが聞いてきたのだそうです。
ええ?
と驚いていると、画面がYouTubeに切り替わる、と。
はい。
これはですね、多くの日本人は驚くでしょうけれど、世界的には当然の流れであって、日本の方がもう圧倒的に遅れている状態なんです。これから日本もどんどんそんな感じになっていきますので、少しその話をします。
日本人の多くは「テレビ」は「テレビ局の配信動画を視聴する媒体」と思ってたりするのですが、そもそも2010年あたりから、世界的には「スマートテレビ化」が進んできていて、テレビ局の配信する画面だろうが、ネットの画面だろうが、何であってもテレビを介して情報をやり取りできるようになり始めているのが今の流れです。
具体的に説明しますね。
数年後の日本では、テレビはほとんどつけっぱなしの状態が続くものと思っておいてください。
様々な情報がテレビから出てくると思われます。
電気代?
いえいえ、有機ELの技術が進んで、電気代はほとんどかからなくなっていきます。
で、もっと感覚的に操作できるリモコンパッドが普及します。
家に帰って画面を見れば、近所の自治体の情報や近くのスーパーの特売の情報がテレビ画面に自然に流れてくるでしょう。ヤフーの画面を見ている人も、スマホではなく、家にいる間はテレビ画面で見られますし、見るようになってきます。
で、ホーム画面にはいくつものアプリがあって、それらの中にYahoo!JapanやAmazonがあると同時に、フジテレビや日テレ・NHKのアプリがあるようになります。それらをクリックすればテレビが見られます。東京にいる人が、北海道のテレビを見ることも、絶対に出来るようになります。
と、なるとどういうことになるかというと、ネットフリックスやAmazonTVと日本のテレビは全く同じ土俵上で戦わなければいけなくなります。今まではテレビといえば、日本の地上波を見る場、ということになっていたのですが、BSだろうがCSだろうが、同じ画面上にあるので、平等の戦いを強いられることになります。
そうですね。
絶対に勝てません。
冒頭のその友人は、すでに「リモコンボタンの中にある」AmazonTVを見てしまったのです。そうです。アメリカで作られているドラマを見てしまったんですね。で、衝撃を受けてしまった、と。
もう一度言います。日本のテレビ局ごときでは海外…特にアメリカの制作するドラマの数々には
絶対に勝てません。
たった一つのドラマを制作するのに、アメリカでは最低でも数年、選びに選び抜かれた脚本家たちの集団が徹底的に作り込みます。
日本の、局お抱えの脚本家が、締め切りに追われて、その脚本家よりも100倍能力のないテレビ局社員のプロデューサーに「あの設定で」「こんな役者を使って」と四の五の言われて書かされて…その上で、まずは裏に怖い怖いお兄さんたちを抱える芸能事務所にお伺いを立てて、赤ペンで修正されまくった脚本を返却されて、その脚本の続編をまた書いて…
なんてアホなことは絶対にしません。
例えば、アニメ映画一つ…ディズニーの「ズートピア」を見た方もいらっしゃるでしょうが、あの映画の脚本は一本を書き上げるのに6年近く書けたことを監督が後のインタビューで答えていますね。
まず脚本。それが「全部できてから」、役者の選定とオーディションです。それらのバックには怖いお兄さんたちなんてついていません。なので実力勝負です。
その代わり、成功者には世界最高のセレブ生活が約束されているのです。それが世界のエンターテインメントの時間とお金のかけ方です。
ちなみに「アメリカの黒柳徹子」こと、Oprah Gail Winfreyさんの年収は「年間」で「200億」です。
はい。これが向こうのお金のかけ方です。
勝てるわけないんです。日本のチマチマしがらみだらけでなやってる地上波ごときが。もの凄く稼いでいるタレント年間2~3億円でしょ?余裕がなさすぎです。「本物」に「夢」がある世界じゃなきゃ誰も見たりしなくなります。そんなモンです。
一度向こうのドラマ見てみてください。絶対に勝てないの、1時間しないうちにわかるから。絶対に翌週を見たいようにさせる、本気の制作をしているから。そんなのが、次々に制作されているのが世界のエンターテインメントの現在です。それらがネットを通じてワンクリックで見られる…簡単に言ってしまうと、情報やテレビの世界ではすでにTPP状態になってるわけです。こうなると、
リアルに強い方しか勝たない
という世界になるわけです。
これから新しくテレビを買う人たちは、そんなスマートテレビ化の時代を肌で感じることでしょう。これらはすでに海外では当たり前の現象なので、日本もテレビだろうがネットサイトだろうが、同列に戦いを強いられる時代が早晩やってきます。
テレビのコードや線なんてものも、もうあと数年でいらなくなるでしょう。Wi-Fiを飛ばせば事足りますしね。未だに4Kだー8Kだーなんて言ってる時代遅れさんもいるみたいですけれど、これ以上画像だけきれいにしてどうすんだってね。やれやれです。
10年後の2025年過ぎくらいには、時代は恐ろしく変わっているはずです。
いま日本にある多くの企業の形態は変化をしているでしょう。
楽しみのようであり、少し怖くもある気もします。
「もうね、日本のテレビの時代は完全に終わりましたね」
聞くと、新しいテレビを買ったそうなのです。有機ELテレビで55インチ。すごいですね~高そうですね~、いえいえ、意外と安く買いました、なんて話をしている中での会話。
韓国のLGのテレビだったので、世界で発売されているテレビと同じように、もうスマートテレビ化が進んでいるようで、その友人が自分のスマホでYouTubeの検索をしようとしたところ…
「画面をYouTubeに接続しますか?」
とテレビが聞いてきたのだそうです。
ええ?
と驚いていると、画面がYouTubeに切り替わる、と。
はい。
これはですね、多くの日本人は驚くでしょうけれど、世界的には当然の流れであって、日本の方がもう圧倒的に遅れている状態なんです。これから日本もどんどんそんな感じになっていきますので、少しその話をします。
日本人の多くは「テレビ」は「テレビ局の配信動画を視聴する媒体」と思ってたりするのですが、そもそも2010年あたりから、世界的には「スマートテレビ化」が進んできていて、テレビ局の配信する画面だろうが、ネットの画面だろうが、何であってもテレビを介して情報をやり取りできるようになり始めているのが今の流れです。
具体的に説明しますね。
数年後の日本では、テレビはほとんどつけっぱなしの状態が続くものと思っておいてください。
様々な情報がテレビから出てくると思われます。
電気代?
いえいえ、有機ELの技術が進んで、電気代はほとんどかからなくなっていきます。
で、もっと感覚的に操作できるリモコンパッドが普及します。
家に帰って画面を見れば、近所の自治体の情報や近くのスーパーの特売の情報がテレビ画面に自然に流れてくるでしょう。ヤフーの画面を見ている人も、スマホではなく、家にいる間はテレビ画面で見られますし、見るようになってきます。
で、ホーム画面にはいくつものアプリがあって、それらの中にYahoo!JapanやAmazonがあると同時に、フジテレビや日テレ・NHKのアプリがあるようになります。それらをクリックすればテレビが見られます。東京にいる人が、北海道のテレビを見ることも、絶対に出来るようになります。
と、なるとどういうことになるかというと、ネットフリックスやAmazonTVと日本のテレビは全く同じ土俵上で戦わなければいけなくなります。今まではテレビといえば、日本の地上波を見る場、ということになっていたのですが、BSだろうがCSだろうが、同じ画面上にあるので、平等の戦いを強いられることになります。
そうですね。
絶対に勝てません。
冒頭のその友人は、すでに「リモコンボタンの中にある」AmazonTVを見てしまったのです。そうです。アメリカで作られているドラマを見てしまったんですね。で、衝撃を受けてしまった、と。
もう一度言います。日本のテレビ局ごときでは海外…特にアメリカの制作するドラマの数々には
絶対に勝てません。
たった一つのドラマを制作するのに、アメリカでは最低でも数年、選びに選び抜かれた脚本家たちの集団が徹底的に作り込みます。
日本の、局お抱えの脚本家が、締め切りに追われて、その脚本家よりも100倍能力のないテレビ局社員のプロデューサーに「あの設定で」「こんな役者を使って」と四の五の言われて書かされて…その上で、まずは裏に怖い怖いお兄さんたちを抱える芸能事務所にお伺いを立てて、赤ペンで修正されまくった脚本を返却されて、その脚本の続編をまた書いて…
なんてアホなことは絶対にしません。
例えば、アニメ映画一つ…ディズニーの「ズートピア」を見た方もいらっしゃるでしょうが、あの映画の脚本は一本を書き上げるのに6年近く書けたことを監督が後のインタビューで答えていますね。
まず脚本。それが「全部できてから」、役者の選定とオーディションです。それらのバックには怖いお兄さんたちなんてついていません。なので実力勝負です。
その代わり、成功者には世界最高のセレブ生活が約束されているのです。それが世界のエンターテインメントの時間とお金のかけ方です。
ちなみに「アメリカの黒柳徹子」こと、Oprah Gail Winfreyさんの年収は「年間」で「200億」です。
はい。これが向こうのお金のかけ方です。
勝てるわけないんです。日本のチマチマしがらみだらけでなやってる地上波ごときが。もの凄く稼いでいるタレント年間2~3億円でしょ?余裕がなさすぎです。「本物」に「夢」がある世界じゃなきゃ誰も見たりしなくなります。そんなモンです。
一度向こうのドラマ見てみてください。絶対に勝てないの、1時間しないうちにわかるから。絶対に翌週を見たいようにさせる、本気の制作をしているから。そんなのが、次々に制作されているのが世界のエンターテインメントの現在です。それらがネットを通じてワンクリックで見られる…簡単に言ってしまうと、情報やテレビの世界ではすでにTPP状態になってるわけです。こうなると、
リアルに強い方しか勝たない
という世界になるわけです。
これから新しくテレビを買う人たちは、そんなスマートテレビ化の時代を肌で感じることでしょう。これらはすでに海外では当たり前の現象なので、日本もテレビだろうがネットサイトだろうが、同列に戦いを強いられる時代が早晩やってきます。
テレビのコードや線なんてものも、もうあと数年でいらなくなるでしょう。Wi-Fiを飛ばせば事足りますしね。未だに4Kだー8Kだーなんて言ってる時代遅れさんもいるみたいですけれど、これ以上画像だけきれいにしてどうすんだってね。やれやれです。
10年後の2025年過ぎくらいには、時代は恐ろしく変わっているはずです。
いま日本にある多くの企業の形態は変化をしているでしょう。
楽しみのようであり、少し怖くもある気もします。
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