「日本会議の研究」修正版販売へ

差し止め決定受け扶桑社

 東京地裁が出版差し止めの仮処分を決定したベストセラーの新書「日本会議の研究」について、出版元の扶桑社は11日、地裁が指摘した箇所を抹消した修正版を「当面の措置」として販売すると、公式サイトで発表した。

 書籍内に登場する男性が申し立てた仮処分について、東京地裁は6日、「真実でない部分があり損害も著しい」として差し止めを命じる決定をした。同地裁が「削除または抹消しない限り」、販売や配布を禁じるとした部分は、書籍内の2行分だった。

 電子版では既に、抹消箇所を黒丸の伏せ字に変えた修正版を販売している。著者の菅野完さんによると、紙の書籍の発売日は未定。

あなたにおすすめ