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今回の経緯と父の思い

なぜ息子はアンケートを取ったのか?

はじめまして、@yuzukkyの父です。

今回、息子がアンケートを取り、このホームページを作るに至ったのは下記のような経緯がありました。

息子は昨年、し烈な中学受験を終え、中学生になりました。

中学受験を経験したご家庭であれば、分かると思いますが、小学生とは思えないハードな日々が約2年間続きます。

そんなハードな日々を過ごした彼は合格したと同時にある意味、勉強に対して燃え尽きてしまいます。

1学期中間、1学期期末、2学期中間とテストがあったわけですが、どのテストも平均点付近or平均点以下を取ってくるわけです。

別にそれはそれでいいんです。
例えば、勉強以外にやりたいことを見つけて、それにのめり込んでしまったことによって、勉強する時間がなくなってるならまったく問題ない。
しかし、彼はそうではなく、ヒマな時間をゲームをしたり、ぼーっとしたりして過ごしているわけです。

「おまえ、次の期末で平均超えなかったら学校やめろ」

私はある日、こう言い放ちました。

 

まぁ、普通の家庭なら、”また勉強させるためにそんなこと言って”と子供もなるわけですが、息子は私が有言実行する人間だということはこの13年間で嫌というほど体感しています。

 

私は彼にどうしても勉強をしてほしかったわけではありません。

いまの義務教育の勉強が果たして将来どこまで役に立つのかは正直わかりません。

漢字?
私はこの数年間大げさではなく、名前と住所ぐらいしか書いたことがありません。
もしかすると、今後は読めてタイプできれば、まったく問題ないかもしれません。

計算?
そう言えば、最近はスマホに計算機がついているから、簡単な掛け算も暗算する癖がなくなってしまいました。
正確に数を出すなら頭より、計算機やエクセルと使う方がいいでしょう。

暗記?
全部ググればいいでしょう。
ググった中で、正しい情報を得る術を身につけることが大切でしょう。

極端に書きましたが、本当に学校で与えられた勉強を一生懸命する意味があるかどうかの答えは私の中では出ていません。
 

では、なぜ彼に点数を取ることを求めたのか?

私は彼に努力することの大切さを分かってほしかったのです。
いま行っている学校は入学時の偏差値で考えると下位クラスでは入学していないはずです。

そこで、平均点を取れていないということは明らかに努力を怠っています。

私は努力さえする力を身につければ、あとは人生何とかなると考えています。
才能のない世界でいくら努力しても華は開かないでしょうが、これだけ選択肢がある時代、絶対どこかに自分にあった世界があるはずです。
その世界を見つけるためにいろんな環境を与えてあげるのが親の役目だと私は思います。

 

ただ、自分にあった世界があっても、努力することができなければ、華は開きません。

 

受験させることが正解か不正解かずっと悩んでいる時期がありました。
しかし、今となって思うのは、彼は受験で努力することを身につけました。
それを得られただけでも十分に意味があることだったと今は考えています。

しかし、人間一度タガが外れずとどんどんと自分に甘くなっていきます。
私も鬼じゃないですから、勉強は受験で疲れたからやる気がでないのは当然だろうと半年以上何も言わずに放置してました。
でも、それだけの期間があれば、勉強じゃなくても次に打ち込めるものを見つけてくれるだろうとタカをくくっていたのですね。

 

しかし、残念ながら彼は変わらなかったわけです。

やりたいことが見つからないのであれば、ぼーっとしてればいいわけではありません。
やりたいことが見つからないのであれば、目の前に与えられたものに一生懸命取り組む。そうすれば、次のステップや道が拓けてくると私は思います。

 

ましてや、彼は行きたい学校に行かせてもらい、公立であれば無料であるところを高い授業料を親に払ってもらっているのです。
そのような状況で半年たっても努力しない人間にその環境を与え続けるほど私はお人好しではありませんし、ましてや、本人のためにもならないと思います。

 

で、テストの結果がどうだったかと言うと、平均を超えませんでした。
理由は、これまでより勉強はがんばったのですが、期末テストは中間テストの範囲も含まれており、勉強は紐付いているものですから、一時の努力では結果が出なかったのです。

ただ、同時に行われた全国模試的なもので彼は良い成績をあげました。そして、英検も目標の級に合格しました。

 

私が有言実行タイプだからと言って、正直、学校をやめさせるのは抵抗がありました。
私自身がそこの学校の教育方針を気に入っているというのもありますし、
彼が2年間死に物狂いで努力して門戸が開いた学校であり、それを1年たたずで奪うことは彼の今後の人生にどのような影響を与えてしまうのかという疑念もありました。

 

ですので、模試でよい成績を取ったこと、英検で結果を出したことを条件に、課題を与えて、それを満足いく内容でプレゼンできれば、やめさせるというのは撤回するということになり、彼にプレゼンさせたのです。

テーマは「勉強することの意義」です。

彼はパワーポイントで資料を作って、プレゼンをしました。

彼は彼なりに考えプレゼンしましたが、社会を十分に経験していないので、現時点の経験則と憶測でしか考えられません。

ですので、私は彼のプレゼンは十分ではないと判断しました。

 

そして、二人で相談をし、経験を積んだたくさんの大人にヒアリングをして、それを踏まえて再度考え、再度プレゼンすることになったのです。

それが、今回、彼がアンケートをとった経緯になります。

アンケートを取り終えて

当初30人も回答をもらえたら万々歳かなと私は考えていたのですが、蓋を開けてみれば、約180名の方から回答をいただくことができました。
公開させていただいた内容を見ていただいたら分かるように、どなたも真剣に、そして、悩める中学生のために一生懸命考えて回答してくださいました。

息子も何度も何度も読み直し、時には私に質問をし、時には一人黙々と読み込んでいました。

経験したことを通して回答いただいた内容はどれも深く考えさせられるものでした。

息子は皆さんの回答と自分の意見を合わせて、再度自分なりの答えを出しました。

それが、「まとめ〜最終的な自分の考え〜」で書かれている内容です。

私としては、大切なところが抜け落ちてるなと感じる部分もあるのですが、彼が自分で考えを導き出したということが大切だと思いますので、これ以上は言うつもりはありません。

私が最近つくづく感じるのは、子どもを教育するためには、まず親が学んで成長しなくてはいけないということです。

子どもを育てながら、親も成長していく。
そんな家族になれるよう、一歩一歩がんばっていきたいと思います。

今回のアンケートにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

※ホームページを作成するに至った経緯
アンケートを回答いただいた方から、数多く「考えるいい機会になってよかった」、「他の人の回答も読んでみたい」という声をいただきました。

同じように悩んでいる中学生や高校生もいてるだろうし、「HPを作って公開してみるか?」と息子に尋ねたところ、ぜひやってみたいということになり、作成することになりました。

当初はHTMLを学ばせるいい機会になるかなとも思ったのですが、今回は「勉強する意義」を考えることに重点を起きたかったので、特別な知識が必要ないstrikinglyというサービスを使用し、このブログ以外の部分を除いて息子が作成しました。

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